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鞆の浦への思い 宮崎駿さん会見詳報(6/8ページ)

2009年10月2日1時30分

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写真:判決後、記者会見で語る宮崎駿監督=1日午後、東京都小金井市のスタジオジブリ、広津興一撮影判決後、記者会見で語る宮崎駿監督=1日午後、東京都小金井市のスタジオジブリ、広津興一撮影

 (記者)原告から連絡はありましたか?

 「よかったですね」ともちろん言いましたが、「ああ、これからいろんな動きがずっと続くな」と思いました。そういう訴訟合戦ではなくて、もうちょっと便利とか不便とか過疎とか過密とかいうレベルではないところで

もう少し遠くを見た生活の組み立て方とか国土とか気候とか、いろんなことを踏まえたうえでどういうふうに生きていくのかということをね、不便なら不便でちゃんと受け入れようということも含めてやるべきだと思う。

 とても印象的な体験だったんですが、散歩をしている時に知り合って僕より先輩のおじいさんと何度か立ち話をしたときに、その人が「ミカンもやめた、もう鞆は終わりだ」と言ったんですけど、見てると孫が訪ねてきてうれしそうな顔をしているんですよ。全然終わってないじゃないかと僕は思ったんですけど。

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