雑誌「25ans(ヴァンサンカン)ウエディング」特集
美しいビーディングの上半身は、すっきりとしたVカットで大人っぽく洗練された印象。淡いピンクのウエディングドレスは、セレモニーでも花嫁を美しく輝かせてくれます。ドレス¥714,000(マリアージュ/ス・ジュール・ラ)ヘッドコサージュ(コンフェッティ 新宿高島屋店) イヤリング(吉田アクセサリー) 手袋(カナジ・カンパニー)
明るい光があふれる幻想的なチャペルにて、純白のウエディング・ドレスを軽やかに着こなす上野樹里さん。ふんわりと風をまとったような、どこまでもピュアな花嫁姿は、えもいわれぬ輝きと美しさを放っていました。そして、なんといっても魅力的だったのが、周囲のスタッフを幸せな気持ちにさせてくれるナチュラルな笑顔! それは、まさに理想の花嫁そのものでした。
'01年に女優デビューした上野さんは、現在23歳。これまで、数多くの映画やドラマにて、実にさまざまなタイプの女性を演じてきました。そして、'09年9月12日に公開された映画『キラー・ヴァージンロード』では、なんと“結婚したい女”に初挑戦!
上野さん演じるOL沼尻ひろ子は、幼いころから何をやってもビリッけつ。ドジなひろ子の唯一の味方は、両親のいない自分を育ててくれた優しいおじいちゃんだけ。そんな彼女がついに、“リッチなイケメンとの結婚”という、人生初の大逆転を手に入れるのです。周囲の嫉妬もなんのその、幸せの絶頂に酔いしれるひろ子。ところが結婚式の前日、あろうことか、アパートの大家さんを誤って殺害(!?)してしまい…。
「そこでひろ子はひとりで勝手に脱線して、“とりあえず結婚式が終わるまで、死体を隠しておこう”というとんでもない行動に出るのです。というのも、そもそもひろ子にとっての結婚の目的は、大好きなおじいちゃんを喜ばせること。決して悪いことではないけれど、彼女の頭のなかには、それだけしかないんです」
余命わずかなおじいちゃんに、どうしても自分の花嫁姿を見せてあげたい。それは、幼いころから自分に自信がもてず、“自分の不幸が他人の幸せをつくる”と考えがちなひろ子にとって、初めての“幸せへの執着”だったのかもしれません。
「でも、そこには結婚相手のことも、その後のふたりの人生についても、まったく考えが及んでいないのが、ひろ子のいちばんの問題なのかも」
アップテンポで予測不可能なコメディにして、結婚や幸せの在り方についても思わず考えさせられる『キラー・ヴァージンロード』。そこで結婚を控えた花嫁たちに向けて、今作の見所を教えていただきました。
「結婚式って、ふたりが初めてゼロからひとつのものをつくり上げていく作業ですよね。おそらく、やらなくてはいけないこと、大変なことが多くて、ときには思いどおりに進まないこともあるかもしれない。そんなとき、この映画を観ればスカッとできるし、なんといっても自信がもてると思うんです。だって、ひろ子ほどの大失敗は、きっとないはずだから(笑)」
今回の撮影では、映画とはひと味違った花嫁姿を披露してくれた上野さん。テイストの異なる2着のドレスを、見事に着こなしていただきました。「白いドレスは、なめらかな肌触りでとても心地よかったです。風になびくような雰囲気で、遠くから見ても、近くから見ても美しい、計算されたデザインですよね。もう1着のドレスは、意外性があって。ピンクって甘くなりすぎるイメージがあったけれど、このドレスはむしろ潔い。凛とした雰囲気で、新鮮でした。もしも実際にドレス選びをするとしたら、欲張って、どちらも着たくなっちゃいそう」
結婚式の前日に、誤って人を殺してしまったOL沼尻ひろ子(上野樹里)。どうしても結婚したいひろ子は、とりあえず死体を隠すために向かった富士の樹海で、何度自殺を試みても死ねない小林福子(木村佳乃)と偶然出会う。福子からのある提案によって正反対のふたりは、奇妙な逃避行を繰り広げるが…。ハイテンションなコメディにして、結婚について改めて考えさせられる異色作。岸谷五朗監督作品。'09年9月12日より全国公開中。
情報掲載について - 広告掲載について - ヘルプ - ご意見・ご要望 - コミュニティーサービスガイドライン - プライバシーの考え方 - 利用規約
Copyright (C) 2009 HACHETTE FUJINGAHO All rights reserved.Copyright (C) 2009 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.