W杯、アジア選手権に向けた全日本合宿で、必殺パターンを特訓する女子ダブルスの福原愛(右)、石川佳純=都内
卓球の全日本女子が6日、都内でW杯(10日、中国・広州)などに向けた合宿を公開し、ダブルスの福原愛(20)=ANA、石川佳純(16)=ミキハウスJSC=ペアが“必殺パターン”を特訓した。
福原は「私がチャンスボールを作って、石川さんが決める」と説明した。野球と同じように無回転で不規則な変化をするナックルを放ち、石川が相手の打ち損じをスマッシュで決めるもので、石川も「得点パターンになる」と笑顔を見せた。
日本代表の村上恭和監督は「かみ合えば、中国のチームに勝てる」と期待を寄せた。合宿や遠征では同部屋生活で、福原は「石川さんの敬語が減ってきてうれしい」と言えば、石川も「前より分かり合えている」と打ち明けた。コミュニケーションと必殺技を織り交ぜ、ロンドン五輪への完成型を目指す。
(2009年10月7日)