お知らせ
おかげさまで大盛況 オリックスオンライン10周年記念お客さま感謝祭 ご報告
2009年7月5日(日)、「オリックスオンライン10周年記念お客さま感謝祭」と題し、オリックス証券ブログに執筆している4人の講師を迎え、投資セミナーを開催しました。当日はあいにくの曇り空でしたが、心配された雨も降らず、会場となった東京有楽町よみうりホールには、たくさんのお客さまが来場し、熱気あふれる感謝祭となりました。
まずは当社代表取締役社長の北山久行がご挨拶申し上げました。ネット証券黎明期からこの業界に身をおき、現在はトップとして経営の舵を取る立場から、ネット証券の過去・現在・未来の話をさせていただきました。
当社代表取締役社長 北山久行の挨拶はこちら
第一部では、新田ヒカル氏が投資における「規律(ディシプリン)」の重要性について、さまざまな例を交えながら講演しました。プロスペクト理論に代表されるように、人は時として最適な選択を行わないことがあります。人がより良い選択を行うためには規律が大切なことであると新田氏は指摘します。
日経225先物投資での規律の一例として挙げたのがOHLB(Opening High Low Breakout)です。一定時間の最高値、最安値を目安にして、それらを超えた方向にポジションを持つ手法です。また、規律を持つだけでなく、規律を守り、規律を磨くことが投資の成功につながると新田氏は強調します。
第二部は多角的なデータや過去の日本のケースを基に中国株の上昇が今後も続くのか否かについて、戸松信博氏が講演しました。戸松氏は世界景気の牽引役であった米国の浮上は、まだまだ時間がかかると見ます。
一方、中国は固定資本投資や小売売上高が右肩上がりに推移しているうえ、バルティックドライ指数も上向きになっていることから、中国の力強さはまだまだ続くと戸松氏は言います。日本に限らず、主要国の株価は各国の労働人口のピークに天井をつける傾向があることから、中国の労働人口が減少へ転じる2015~20年までは、期待できそうだと言います。
20分の休憩に続く第三部では、藤井英敏氏がテーマ株について講演しました。テーマ株は個人投資家が買いの主体であるため、個人投資家の特徴をよく知ることでテーマ株への投資手法が自ずと見えてくると、藤井氏は言います。また、5日移動平均線を使った売買ルールを解説し、いわゆる「ダマシ」を排除する方法なども説明します。
藤井氏は今年後半のテーマは「エコ」であるとの見方を示し、「電池」「LED」関連の有望銘柄、時価総額が少なめで値が軽そうな銘柄などを独自の視点で紹介します。
感謝祭の最後は為替相場の展望について、吉田恒氏が講演しました。ドル/円相場、米国長期金利、日本長期金利の動きを90日移動平均線乖離率から、現在の相場を分析します。
また、1988年からのドル/円相場のサイクルや、ソロスチャート、ドル実効相場の推移などから、円高ドル安第三幕が本格化する可能性を示唆します。しかし、豪ドルやユーロなどの他通貨に対する円(クロス円)の円高基調に対しては慎重な見方を示します。
今回の感謝祭は当社社員とお客さまとのふれあいという側面もございました。普段はなかなかお会いする機会がないため、会場のロビーにブースを用意し、当社社員がお客さまの様々な質問を直接お受けしました。
日ごろから当社をご利用のお客さま、ご来場くださったお客さま、多くの関連企業さまに支えられ、「オリックスオンライン10周年記念お客さま感謝祭」は、大成功で幕を下ろすことができました。社員一同、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。今後とも、オリックス証券をご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
- 天気はあいにくの曇天でしたが、会場は熱気にあふれています
- ほぼ満員の会場で熱心に聞きいる参加者
- ご来場くださったお客さまへ北山が挨拶