北奥羽企業通信
(18)一心亭(五所川原市) 小野敦司社長「食通じ幸せを創造」 | |
(2009/10/03) | |
社名は、地域で1番の店を目指す「一」と、まごころを込めたおもてなしの「心」から名付けた。 当初から郊外型店舗で営業を展開しているのが特徴。客席数の1・5倍に当たる数の駐車場を確保し、遠方からのマイカー客に対応した。 2007年12月に就任した小野敦司社長は「食を通じて幸せを創造し、地域社会に貢献したい」と経営理念を語る。創業者は父・勝章氏(故人)で、その志を引き継ぐとともにさらなる飛躍を目指すため、就任直後に全従業員と面談。自身の考えを伝えながら、意見を聞いて歩いた。 特に従業員の教育や店舗の改善活動に力を入れており、研修会を通じ接客の向上や衛生管理などを徹底。より良い品質の食材を使用し、満足度のアップを図っている。 顧客サービスでは、ポイントカード会員の募集を積極的に行っている。ポイントをためると食事サービス券がもらえる「ハートフルクラブ」は約3万3千人、小学生以下を対象とした「元気クラブ」は約2万6千人と、会員数は年々拡大している。 数年前のBSE問題や昨年秋の米国発の世界同時不況など幾多の危機が訪れた。 小野社長は「景気が悪い中でも、外食産業は競争が激化している。今後もお客さまに喜んでもらえるように、信頼を得ながら営業していきたい」と意気込む。 ※随時掲載 ◆メモ 本社は五所川原市一ツ谷507の16。小野敦司社長。1985年10月設立。資本金1億3500万円。従業員260人。2008年9月期の売上高は13億9千万円。ホームページは、http://www.isshintei.co.jp 【写真説明】 創業25周年を迎え、さらなる飛躍を誓う一心亭の小野敦司社長 |