林家染丸“検査入院”…13日までの出演取りやめ
◆ 4日に体調不良訴え ◆
落語家・林家染丸(59)が体調不良のため、大阪府内の病院に緊急入院していたことが6日、分かった。所属する吉本興業によれば、染丸は4日午後1時ごろに自宅で体調不良を訴え、夫人とともに自宅近くの大阪府内の病院で診察。大事を取り、そのまま検査入院した。染丸本人の意向もあり病名は公表していないが、同社によると「現在は食欲もあり元気」だという。今後は1週間以上の入院を含めて、数週間は様子を見る。
この日、出演予定だった国立文楽劇場の「上方芸術祭寄席」はキャンセル。さらに、10日の兵庫・貴布禰神社「きふね寄席」、11日の奈良国立博物館「まほろば寄席」、13日の大阪・京橋のビギンホール「ビギン寄席」の出演も取りやめる。それ以降のイベントについては、体調と相談しながら決定するという。
染丸は10日が60歳の誕生日。入院前日の3日には、記念落語会「林家染丸還暦の会」を国立文楽劇場で開催し、ファンを喜ばせたばかりだった。
染丸は1966年に三代目林家染丸に入門。68年に吉本興業の所属となり、京都花月で初舞台に立った。91年には国立文楽劇場で、四代目林家染丸を襲名。一昨年のNHK連続テレビ小説「ちりとてちん」では落語監修を担当し、万葉亭柳宝というベテラン落語家役で出演もした。昨年まで上方落語協会副会長を務め、現在は同協会理事。
[ 2009年10月7日付 ]
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