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新たな輸出品「ハングル」に海外メディア注目(上)

チアチア族による公式文字採用から2カ月

 インドネシア・ブトン島バウバウ市に暮らす少数民族、チアチア族が公式文字としてハングルを採用してから2カ月。9日のハングルの日を前に、ハングルにどのような変化が起こったのだろうか。最も顕著な現象は、ハングルの国際的地位が高まったということだ。

 ハングルの世界化の第一歩に、海外メディアは高い関心を示した。米紙ニューヨーク・タイムズとウォールストリート・ジャーナルは、「インドネシアの少数民族、チアチア族が失いつつある土着語を守るためにハングルを使用することにした。ハングルが韓国の新たな輸出品になっている」と報じた。読売新聞はジャカルタ特派員が現地を訪問し、四国新聞は「文字を持たない少数民族が母語を保存するためには文字が必要だが、それは何もアルファベットであるべきとは限らない。ひらがなやカタカナを“輸出”するのも可能だが、日本人にはこのような発想はない。韓国人の発想とエネルギーに驚嘆する」と報じた。NHKはドキュメンタリー番組を制作するため、韓国政府に取材を要請した。

 北朝鮮も「ハングルの世界化」に注目している。北朝鮮の立場を代弁する在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の機関紙・朝鮮新報は、「インドネシアのある少数民族がハングルを公式文字として採用したというニュースが、韓国はもとより世界の注目を集めている。韓国の関係者が積極的に取り組んだ成果だ」と報じた。

李漢洙(イ・ハンス)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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