茨城

文字サイズ変更
はてなブックマークに登録
Yahoo!ブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷

県:TX沿線の保有地、販売価格修正へ 352ヘクタール処分に向け /茨城

 つくばエクスプレス(TX)沿線開発に絡み、県が保有する売れ残りの土地の損失が膨らんでいる問題で、県は2日、地価動向に応じて販売価格を修正するなど、処分を進めるための新たな取り組み案を公表した。これまで価格改定は行われておらず、早期処分に向け実質的な損切りに踏み切る方針だ。

 同日の県議会出資団体等調査特別委員会で県企画部が明らかにした。住宅用地対策として民間事業者との連携強化が提案されたほか、商業・業務用地対策では、事業者は土地取得の意向が低いことを踏まえ、借地対象地を拡大する。将来負担の圧縮については「一般財源による対策も検討していく必要がある」とした。

 TX沿線の県保有地のうち、約85%にあたる352・3ヘクタールが未処分で残る。地価下落により、すべてを売却したとしても約840億円の損失となる見通し。景気の冷え込みで企業からの引き合いが激減し、今年度の売却実績も9月末現在で目標の1割未満にとどまっている。【八田浩輔】

毎日新聞 2009年10月3日 地方版

茨城 アーカイブ一覧

PR情報

 
郷土料理百選
地域体験イベント検索

おすすめ情報

注目ブランド