機械
三菱重、バイオエタノール生産−わら1トンから200リットル
三菱重工業が取り組むバイオ燃料製造の実証プロジェクトが動き始めた。プロジェクトは白鶴酒造(神戸市東灘区)や関西化学機械製作(兵庫県尼崎市)と共同で進め、1トンの稲わらや麦わらから、200リットルのエタノールを生産する計画だ。11月には神戸造船所二見工場(兵庫県明石市)に建設中の実証施設が稼働し、取り組みに弾みが付くことになる。
三菱重工が担当するのは二つのプロセス。粉砕されたわらと、圧力をかけた300度C以下の熱水を反応器の中に入れ、水熱分解で分離、抽出する前処理の段階。そこに酵素を加え、6単糖および5単糖を生成する糖化工程。
いずれも同社が持つ技術を応用した。反応器のふたを閉めたまま、柔らかいわらを押し入れるのは射出成形機を使い、高温高圧に耐える反応器は原子力機器の溶接や材料、水熱分解はポリ塩化ビフェニール(PCB)分解処理技術を活用した。
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