役員紹介
佐保井 久理須 代表取締役会長兼社長
MITのテクノロジーレビュー誌が主催する、21世紀に注目すべきテクノイノベーター「TR100」の一人に選ばれた若手経営者である。九州大学医学部から医学博士を修得。大学院で研究を行う中で、比較プロテオミクスと免疫インフォマティクスの分野を開拓。その研究論文は、PSB(パシフィック・バイオコンピューティング・シンポジューム)において最優秀論文に選ばれた。その後、塩基配列解析からヒントを得たアルゴリズムの発明をもとに、90年代後半にシリコンバレーに通信ソフトウェアのDejima Inc. を設立。(なお同社はSybase社に買収された) 様々なグローバルビジネスの経験を積んだ上で、2001年にシステム創薬の先端企業GNIを立ち上げ現在に至る。
ルオ, イン(Ying LUO) 代表取締役 CEO
米国バイオベンチャー企業アビロン社、クローンテック社等を経て、ライジェル
社(NASDAQ)に入社。ゲノム創薬部門ヘッドとして活躍。2001年に上海ジェノミクスを設立し、現在上
海の中国国家ゲノムセンターの機能ゲノム部会長および、上海交通大学の客員教
授を兼務。1982年に中国の北京ユニオン医科大学(北京大学) 入学、1991年米
国のコネティカット大学へルスセンターで理学博士号を取得。1993年からカリフォ
ルニア大学サンフランシコ校にて博士研究員としてHIVに関するポスドク研究を行う。
鈴木 勘一郎 専務取締役 CFO
ハイテクベンチャー企業の経営、投資戦略、組織変革等の幅広い分野で多くの業績を持つ国際性豊かな専門家である。24年間の野村総合研究所(NRI)での業務を通じて、様々な民間企業や政府等に対する調査・コンサルティングを行った。例えば、日本の有限責任投資事業組合法の基礎調査によって、新しいベンチャーキャピタルのための法制度が実現した。日米ベンチャー企業数社の役員やアドバイザー、米国スタンフォード大学フーバー研究所客員研究員などの経験を持つ。早稲田大学政治経済学部卒、米国ノースカロライナ大学チャペルヒル校ケナン・フラグラー・ビジネススクールでMBAを修得。
ウー, ジュン(Jun WU) 専務取締役 CSO
シリコンバレーの有名なバイオ企業DNAX社を経て、ライジェル社に入社。2001年ルオ博士とともに上海ジェノミクス設立。現在上海の中国国家ゲノムセンターの機能ゲノム部会長および、上海交通大学の客員教授、2002年に中国国家科学院の特別奨学研究員。中国上海医科大に入学。米国に渡りサンノゼ州立大学卒業。1997年カリフォルニア大学サンフランシコ校でT細胞のシグナル伝達機構について理学博士号を取得。
鈴木 洋一 社外取締役
イノベーション・エンジン 取締役
ナノテクノロジーに特化したベンチャーキャピタル「イノベーション・エンジン」のインベストメント・パートナー。それ以前は、九州の独立系ベンチャーキャピタル「IIBCファンド」の代表取締役ならびにジェネラルパートナーとして、ハイテク企業への投資経験を持つ。電気通信大学を卒業後、15年以上にわたりハイテク産業、特に電子産業と通信産業のコンサルティングを手がけた。米国ノースウェスタン大学の客員研究員として、欧米のベンチャー企業に対し、アジアにおける事業拡大の市場戦略立案の支援などを実施。
松本 竹男 社外取締役
バイオテック・ヘルスケア・パートナーズ ジェネラル・パートナー
独立系バイオベンチャーキャピタルである「バイオテック・ヘルスケア・パートナーズ」の創設メンバー。複数のバイオベンチャーの社外取締役を兼務。「日本油脂」においてバイオ産業と製薬産業に25年以上の経験を有し、ライフサイエンスに関連した研究開発、薬事開発、事業開発、海外戦略提携等を担当。それ以前は、日本油脂のバイオマテリアル部門の責任者として、医療機器、免疫検査システム、人工すい臓、ドラッグデリバリーシステム、高分子薬剤などの技術開発や製品開発の経験を有する。東京工業大学で化学工学を専攻した後、鹿児島大学で博士号を修得。
スミス, スティーブ(Stephen SMITH) 社外取締役
インペリアルカレッジ 医学部 校長
英国ケンブリッジ大学婦人科教授ならびにロージー病院の病理学部長、英国グラスゴー大学医学部長などを歴任。ヒト再生生物学の専門家で、血管内皮細胞の世界的権威である。 米国NIH(国立衛生研究所)の科学評価委員会のメンバーで、英国ベンチャー企業メトリス・ファーマシューティカル社の創業者でもある。ロンドン大学から博士号、インペリアルカレッジから科学博士号を取得している。
片岡 隆志 常勤監査役
三井物産においては本社の化学品部門をベースにして、マニラ支店勤務、イラン石油化学取締役副社長、大日精化工業米国法人社長&CEOなどを歴任。45年に及ぶ化学品関連事業の経験を経て、退職後は数年間にわたりITベンチャー企業ほか数社の監査役を勤めた。早稲田大学第一商学部を卒業。
近藤 義昭 社外監査役
元テラメックス株式会社社長
配電制御システムの寺崎電気産業に入社して以来35年の経験。同社とIHIブラジル法人との合弁会社テラブラスの代表取締役、グループ企業であるテラメックスを創業し代表取締役を経て2006年6月から顧問、2007年4月から顧問を引退。工学院大学生産機械工学科にて工学学士。
東出 浩教 社外監査役
早稲田大学大学院アジア太平洋研究科 教授
鹿島建設で内外の不動産開発・投資に携わった後、早稲田大学大学院ビジネススクールにてEntrepreneurship論、リスクファイナンスなどについての調査研究と、起業家人材の育成を行っている。英国ロンドン大学インペリアルカレッジからMBA並びに博士号を取得。