2009/10/06(火) 22:56:46 [民主党]

国民への「誠意」無き、鳩山首相

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献金問題、自らは説明せず=「検察が捜査中」−鳩山首相
 鳩山由紀夫首相は5日夕、自身の献金虚偽記載問題について「これから捜査当局が調べていく中で、それに影響がある発言は避けねばならない」と述べ、東京地検特捜部が捜査中であることを理由に自らは説明しない考えを示した。時事通信Web)10月5日付記事より参照のため抜粋引用/写真は、産経新聞Web)10月6日付記事より参照のため引用

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一貫性のない発言

 鳩山由紀夫首相の多額の虚偽献金について、同氏の説明責任の履行が問われていながらも、当人の発言は、この短い期間の間であっても二転三転している、と指摘する記事(表題)を小稿に参照させていただく。表題の記事も、「16日の就任記者会見で、首相は「なかなか国民に理解いただけていないことも事実だ」と語り、それまでの説明不足を認めていた」(時事通信)、と指摘する通り、首相就任時はいささか謙虚な姿勢を見せてはいたが、「捜査中」を理由に、「こうした立場を事実上撤回」するかの発言へと変わった。

 説明責任を問う。先ず、鳩山氏の場合は、たとえば、前総理の時代に激しいまでにも展開されたメディアによる「言葉狩り」の次元の事柄ではなく、公人として、とりわけ首相という重職に関わる責任問題であることを指摘せねばならない。「捜査中」との理由も、「理由」にはならない。すでに、鳩山氏の首相就任時には、本格的な聴き取り捜査ではないにせよ、捜査はすでに動いていたのである。まして、民主党の首脳時代には、当時の閣僚や総理の「言葉狩り」をもとに、度重ねて、任命責任や首長としての責任を問うていたのはどなたであったか。ご自身が胸に手を当ててよくお考えになるべきであろう。

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時事通信Web)10月5日付記事
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 明日(7日)の朝刊に掲載される記事になるかもしれないが、云く「この問題で、首相は「すべて会計実務担当秘書の独断」としてきたが、過去には、他の議員の不祥事発覚の際に、「政治家と秘書は同罪」と主張するなど、発言に一貫性がない。首相の政治姿勢が問われる事態となっている」と。一覧表を掲載しているので、表題に参照させていただいた。
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予防線を張る民主閣僚

 配下を盾に使うことにも余念が無いようだ。たとえば、「首相に対する東京地検の捜査が始まったことに関して、平野博文官房長官は5日の記者会見で、「首相が知りうる関係については国民に謝罪と説明をしてきた」と述べ、検察の捜査結果が出るまで鳩山首相は具体的な説明を控えるとの見方を示した」(AFPBB)との“予防線”を張らせているかに映る。

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AFPBBWeb)10月6日付記事
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 また、千葉恵子法相も、「個別の案件なので、私から申し上げるべきところではありません」と発言を控えた。同問題に関する鳩山首相の説明責任については「この間、かなりご努力をされて説明をなさってこられたと思いますが、また状況をみて総理もいろいろとお考えのことだと思います」と述べた」(産経紙)と、同様の動きに出ている。公人の虚偽不正疑惑を「個人の案件」とは、これ如何にである。強いて「個人の案件」と謂うのであれば、閣僚を盾に“予防線”を張るとすれば、いわば、権力の「私的流用」とも映るが、いかがなものか。そもそも、公人として、誠実に説明責任に対応していれば、国民が相応に納得でき得たかもしれない。この事を考え併せば、何ぞ疾(やま)しきことありや?と拝察せざるを得ない。

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産経新聞Web)10月6日付記事
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 この千葉景子法相が、管直人氏(副総理)とともに、あの北朝鮮の拉致実行犯の助命嘆願に芳名を連ねておられたことについても、それは「過去のこと」だから問わない(要旨)、と発言。今度は、「捜査中だから」とご発言になる。本年の流行語大賞には、「日本列島は日本人だけの所有物ではない」、との国籍が問われる政治家の至言とともに、「過去のことだから問わない」もノミネートされると良い。くどいようだが、そもそも、われわれ庶民は、パン1個、ガム1個を盗んでも逮捕・起訴される。われわれ庶民はガム1個、パン1個を盗んでも逮捕され、検挙される。お天道さまのもと、事の捜査と法の裁可は、すべての人間に平等であるべきで、政治家だからと謂って特別あつかいすべきではない。

 風俗に税金を遣った民主党議員諸氏や、管轄の立場にありながら自らの収支報告書に記載漏れのあった総務相も、遡及次第によっては刑事罰にさえ問える事件ではないか。“釈明”して「報道」もそれで終わりなのか。刑事罰に相当する瑕疵(かし)は一切無い中川昭一氏は、「自殺すればよい」(要旨)とまで、どこぞの新聞の解説委員に言われ、“酩酊会見”のシーンと記事を無数に大報道されたのである。おかしな話ではないか。
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■ 主な関連記事:

黒鳩「虚偽記載」捜査開始の巻 2009/10/03 
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【筆者記】

 メディアによって貶められた中川昭一氏の名誉を回復しよう。再起させじ、と今なおバッシングを受けている国思う議員諸氏の尊厳を回復しよう。同時に、日本の尊厳の恢復につながるはずだ。そのために、過去の「大報道」を事例として、メディアの負の本質をえぐり出す。実は、闇政治、闇法案とセットになっていることを指弾する。書を世に問い、意見書を関係方面に問う。尊敬して止まない中川昭一氏のお見送りを境に、これに向けた活動をそぞろに本格化する。ご覧の通り、個人に対する妨害、侵害は少なくないが、前へ進むのみ。以上、記事を参照し、小考を報告する。
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