あみーゴが全国ＤＪツアー「薬物心配された」

　歌手の鈴木亜美（２７）が１０月から全国ＤＪツアーを行うことになり６日、東京・渋谷ＡＸで記念イベントを行った。ＤＪといえば、酒井法子被告（３８）のハイテンションなＤＪプレーがテレビで何度となく放送され話題に。「私もＤＪをやっているだけで（薬物を）心配された」とまゆをひそめつつ、使用は完全否定。「悪いイメージをはね返したい」とＤＪの名誉回復を宣言した。

　あみーゴが、ＤＪのイメージ回復役を買って出た。

　全国各地のクラブで、夜な夜な好きな音楽をかけ観客を楽しませるＤＪ。若者の間では当たり前のように知られているが、ＤＪといえばラジオ番組の司会者しか想像できない人々にも存在を広めたのが、酒井法子被告だった。

　逮捕直後から、酒井被告がクラブイベントでＤＪを務めた映像がテレビ番組に登場。逮捕前のイメージと、髪を振り乱し異様なハイテンションで踊る姿とのあまりのギャップは、酒井被告の表と裏の顔の象徴として繰り返し放送された。クラブが薬物の温床という声も少なくない。

　そんな状況だからこそ、ＤＪの楽しさに目覚め１年余りというあみーゴが、全国のクラブファンの代表として、あえてもの申した。

　酒井被告逮捕後「一般的にクラブというと悪いイメージがついてくる」と肌で感じているという。あみーゴ自身も「ＤＪをやっているだけで、周りから（薬とか）大丈夫って心配された」と困惑しながら「純粋に音楽を楽しんでいる方々もいる。私自身、ＤＪをしていて世界中のいろいろな音楽を知って楽しんでほしいという気持ち」と自らの使用についてはキッパリと否定。ＤＪ挑戦の動機を音楽愛と強調した。

　１０月から全国で行われるクラブイベント「ｈｏｕｓｅ　ｎａｔｉｏｎ」（全３０公演）のうち７公演にＤＪとして出演する。「悪いイメージをはね返せるように伝えたい。オシャレなイベントとして広がっていったら」。ＤＪとしてのキャリアは浅いものの、知名度は抜群なあみーゴが、全国クラブ行脚でイメージ向上に務める。

　◆新曲２８日発売　○…ＤＪツアーに合わせ、歌手としての新曲「ＫＩＳＳ　ＫＩＳＳ　ＫＩＳＳ」を２８日に発売。元は英語詞の曲で、あみーゴがイベントを協賛するトヨタ　カローラフィールダーＸ“２０２”をイメージし作詞した。「ドライブのデートを意識した」といいつつ実体験ではないそうで「連れて行ってくれる男性？　いないですね」と苦笑い。イベントにはお笑いコンビ・Ｗエンジンも出演した。