鳩山由紀夫首相の資金管理団体による政治資金収支報告書の虚偽記載問題は6日、自民党の大島理森幹事長が首相の態度を批判するなど、26日召集見通しの臨時国会での大きな争点に浮上してきた。
大島氏は記者会見で、「首相そのものの姿勢が問われる。その姿勢が民主党全体の倫理の基準となる」と述べた。この問題で、首相は「すべて会計実務担当秘書の独断」としてきたが、過去には、他の議員の不祥事発覚の際に、「政治家と秘書は同罪」と主張するなど、発言に一貫性がない。首相の政治姿勢が問われる事態となっている。