歌手の松任谷由実(55)と2人組ロックバンド・くるりが特別ユニット「くるりとユーミン」を結成し、カジュアルファッションブランド・GAPの40周年記念ソングを手掛けることが5日、発表された。公私で刺激を受け合うというユーミンとくるりは、都内で行われた発表会見に登場し「最高のコラボ!!」と充実感をにじませた。オリジナル曲「シャツを洗えば」は、12月に行われるGAPのイベントライブで初披露される。
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レーベルの垣根を越えたスーパーユニットが、不惑を迎えたGAPの“バースデーソング”を作り上げた。
出会いは06年1月。くるりの日本武道館公演に、もともと自身のラジオ番組でくるりを大プッシュしていたユーミンが訪問。それからは、一緒に食事するなど親交を深め「いつか一緒に仕事ができれば」と杯を交わし合っていたという。
今年に入り、満を持してくるりのトリビュートアルバム(10月発売)にユーミンが参加。トリビュート作品にもかかわらず、ユーミンが担当した楽曲だけ、くるりがバックバンドを務めた。
さらに「せっかくならゼロから一緒にできるものを」(ユーミン)と、双方の希望が合致。そのため、GAPの秋季キャンペーンで広告モデルを務めるくるりは本作の依頼があった際、速攻でユーミンにオファー。全国ツアー中だったユーミンから“洗濯”というテーマがくるりに与えられ、ボーカルの岸田繁(33)が作り上げた世界観を3人でまとめていった。
これまでも小田和正らビッグアーティストたちとコラボしてきたユーミンは「コラボとしては最高のでき!!岸田君は天才ですね」と口調も軽やか。曲は12月21日に開催されるGAPの40周年記念ライブで初披露されるが、CD化の予定はなく、GAPストアで4000円以上の買い物をすると、着うたダウンロードがプレゼントされる。