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光市母子殺害の実名ルポ著者「本人から了解得た」

 山口県光市の母子殺害事件の被告の元少年を実名表記したルポルタージュの単行本の著者で大学職員、増田美智子さんが6日、元少年の弁護団による出版差し止めの仮処分申請を受け東京都内で記者会見し、「報道の自由に対する侵害行為。本人からは了解を得ている」と訴えた。

 増田さんは昨年8月以降、25回にわたり被告と拘置所で面会。実名で本を書く意向を伝えたところ「書いてもらっても構わない」との回答を得たという。実名とした理由について、増田さんは「子どものころ、友人からどう呼ばれていたかなどは、イニシャルで表現するのは難しい。彼を理解するのに名前は欠かせない」と説明した。

 出版元によると、ルポの出版が明らかになった9月末、弁護団から内容の確認を求める連絡があり、仮処分を申し立てることも告げられたという。ルポは7日に出版予定で初版は4千部。早ければ同日中にも書店に並ぶという。(21:09)

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