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<消費期限改ざん>イオン傘下のスーパーが 派遣社員が告発

10月6日11時29分配信 毎日新聞

 流通業界大手イオングループ傘下の「マックスバリュ東海」(静岡県長泉町)が運営するスーパー「ヤオハン立野店」(浜松市南区)で08年10月〜09年1月、消費期限切れになった鮮魚の期限を改ざんして販売していたことが6日、明らかになった。マックスバリュ東海は役員3人や販売にかかわった社員ら計11人を降格や減給の社内処分にした。

 同社広報室によると、派遣社員の60代男性が、鮮魚売り場チーフ(責任者)の40代男性から指示を受け消費期限を改ざんした。派遣社員が退職後の6月、改ざんを記録したノートのコピーを同社へ郵送して発覚。同社が調査したところ、ブリの消費期限が11回にわたり改ざんされていたことを確認。10回は切り身で、1回はしゃぶしゃぶ用として販売したという。同社は浜松市保健所に改ざんを報告し、文書などで指導を受けた。

 チーフだった男性は「売り上げ目標のプレッシャーに負けて社内ルールに違反してしまった」と改ざんを認めたといい、同社は降格させるとともに県内の別店舗へ異動させた。

 派遣社員のノートにはブリ以外にメヒカリ、ニギスなど計6品目を改ざんしたとの記述があったが、同社は「確証を得られたのはブリだけだった」と説明している。【田口雅士】

 ◇「やってはいけないことをやった」

 マックスバリュ東海の内山一美社長は6日午前、記者会見し「やってはいけないことをやってしまった。大変反省している。再発防止に努めたい」と話した。

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最終更新:10月6日13時3分

毎日新聞

 

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