国内

自民党谷垣新総裁 30代半ばまでフリーターだった

10月06日 17時02分

 鳩山総理大臣と民主党に多くの注目が集まる昨今だが、28日に自民党総裁選の投票が行われ、即日開票の結果、谷垣禎一氏(64)が河野太郎氏(46)と西村康稔氏(46)を大差で退け、第24代自民党総裁に選出された。

 経歴だけを見れば「麻布高校→東大法学部→司法試験合格→弁護士→父親の地盤を継いで代議士に」と絵に描いたようなエリートコースを歩いてきたかのように見える谷垣氏。しかし実像はなかなかの苦労人のようだ。

 一浪の末、東大法学部に入学したところまではまずまず順調だった谷垣氏。しかし東大でスキー山岳部に入部した彼は、山登りに没頭して留年を繰り返した挙句、8年かかって大学を卒業した。卒業時にはすでに27才で、完全に就職時期を逃していた彼は弁護士を目指した。

 しかしその後もコトは順調には運ばない。今で言うところのフリーターのような生活を送りながら司法試験を目指すも、不合格となること実に7回。8回目の受験で悲願の合格を果たした時、すでに34才になっており、過去のインタビューでは「法務省の赤レンガを何回見たか覚えていない(司法試験の合格発表が法務省で行われるため)」と答えている。

 その後、実父の死亡に伴って京都府の選挙区から出馬し、連続当選を続けて今に至る谷垣氏。ネット上では、司法試験に落ち続けた彼の経歴を「好感が持てる」として評価する声があがっているが、一方では「30代半ばまで司法試験浪人を続けられるなんて、親が金持ちじゃなきゃできない」と冷静な意見も出ている。

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