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内藤律樹、新スタイルで高校3冠/新潟国体

2009.10.6 16:59
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内藤律樹、新スタイルで高校3冠/新潟国体
少年ライト級決勝 北海道・田中一(左)に判定勝ちし、3冠を達成した神奈川・内藤律樹=加茂勤労者体育センター【フォト】

 64回国民体育大会「トキめき新潟国体」(新潟国体)最終日は6日、新潟県内で行われ、ボクシングの少年ライト級では、内藤律樹(神奈川・磯子工高)が選抜大会、高校総体との3冠を達成した。ラグビーの少年は全国高校大会4強の東福岡高主体の福岡が2連覇した。

 判定ながら、ポイントで10−0の完勝だった。ボクシングの少年ライト級で、元東洋ミドル級王者カシアス内藤氏の長男、律樹が高校3冠を成し遂げ「やりにくい相手だったけど、優勝できてうれしい」と胸を張った。

 本来のスピードを生かした戦いではなかった。積極的に前に出てくる相手に対し、ジムで息子を指導する父は「違うスタイルで勝たないと意味がない」と打ち合いを指示。左右からの強烈なフックで相手を圧倒した。

 父の影響で中学1年にボクシングを始め、次第に競技にのめり込んだ。定時制高校に通い、最初の2年間は芽が出なかったが「練習のかいがあった」と、3年になって花を咲かせた。

 父に「おれの高校時代より倍くらい強い」と評される18歳。「最終的には世界チャンピオンになりたい」と、父も届かなかった大きな夢を口にした。



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