カシアス内藤の長男が新スタイルで高校3冠
少年ライト級決勝 北海道・田中一(左)に判定勝ちし、3冠を達成した神奈川・内藤律樹
Photo By 共同 |
【トキめき新潟国体】判定ながら、ポイントで10―0の完勝だった。ボクシングの少年ライト級で、元東洋ミドル級王者カシアス内藤氏の長男、律樹が高校3冠を成し遂げ「やりにくい相手だったけど、優勝できてうれしい」と胸を張った。
本来のスピードを生かした戦いではなかった。積極的に前に出てくる相手に対し、ジムで息子を指導する父は「違うスタイルで勝たないと意味がない」と打ち合いを指示。左右からの強烈なフックで相手を圧倒した。
父の影響で中学1年にボクシングを始め、次第に競技にのめり込んだ。定時制高校に通い、最初の2年間は芽が出なかったが「練習のかいがあった」と、3年になって花を咲かせた。
父に「おれの高校時代より倍くらい強い」と評される18歳。「最終的には世界チャンピオンになりたい」と、父も届かなかった大きな夢を口にした。
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