ミスタービーン (復元記事)
テーマ:自閉症総論自閉症の研究が、最も進んでいる英国では、典型的なアスペルガー症候群として紹介されるのが、ミスタービーン。本人の、ローワン・アトキンスが、やはりアスペルガー症候群の当事者として、紹介されている。これは、非常に分かり易いサンプル。その発声法も、妙な声の出し方。ビルゲイツの妙な声の出し方と共に、分かり易いサンプル。こんな、分かり易いサンプルがあり、研究も進んでいるから、殆どそのイメージが、間違って伝えられる事は無いだろう。しかし、日本は、未開の奥地か?最も分かり易いサンプル、ミスタービーンは無視され、「ニキ・リンコ」がアスペルガー症候群像となる。私も、ある療育関係者に会った時、「サングラスで来ると思いました」と言われた。サングラスと、カツラを被らなければいけない自閉症は、世界を探しても「ニキ・リンコ」只一人だ。「私も、ニキさんと一緒です」と自己申告するヤツが居たら、それは、「ニキ・リンコ症候群」であり、特にアスペの会には、沢山居るらしいから、新たな症例として、世界に向けて発表したらいい。ミスタービーンの発声は独特だ。大体自閉症の子供達の声は独特で、町中で泣き声を聞いても、「あれっ、自閉症の子の泣き声だ」って分かるでしょ?知ってる人なら。我が家の近所の「なっちゃん」も、やはり自閉症独特の声で、しかし、抑制の無い、その伸び伸びした歌声は、まさしく天使の歌声だ。青鳥学園のミュージカルを聞いても、自閉症の子の歌声は抜群だよね。直ぐ分かる。私も、声だけは馬鹿でかく、だから、サックスの音も馬鹿でかく、音量だけは負けた事が無い。逆に妻は、極端に抑圧された声で、直ぐ喉を痛める。ところが、此は本質じゃない。子供のしゃべり方で話し始めると、とたんに馬鹿でかい大声になるんだ。自閉症の子供が、大きな声か、聞こえない程の小さな声、どっちがしか出せないのと同じで、私の妻も、声の抑制は上手くコントロール出来ない感じ。とにかく、自閉症のグループの子は、声の出し方が一寸違う事が多い。これホント。
2007/10/17(水)のブログ 復元記事