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2009年10月04日

中川昭一さんの思い出、哀悼

朝起きたら、びっくりするニュースが飛び込んできました。
中川元財務大臣、自宅で死去。
私の亡くなった岳父、片山豊は、昭一さんのお父さん、中川一郎元北海道開発庁長官と、非常に親しくさせていただいておりました。83年に自殺されたときには、大変なショックをうけていたと、主人がいつも言っています。そんな関係で、主人と中川先生は幼馴染でした。19年前の私と主人の結婚式にもご出席いただき、その後も私が大蔵省の官僚として、特に金融関係でご一緒に仕事をさせていただく機会が多くありました。

小泉政権では、初めのころの、広報本部長として、小泉総理が居酒屋で語っているポスターなどを発案、自民党の貿易調査会の会長のときは、財務省でFTAを担当していた私、ほか何人かの課長クラスと一緒に、一度は没になりそうになった日本とメキシコの協定を妥結させるため、お好きだった神楽坂の料亭に、メキシコ側の交渉責任者を呼んで、一晩話し合い、事態が打開いたしました。このご功績もあって、経済産業大臣のポストを射止められたのです。
 その縁で、中川氏が、自民党の政調会長をおつとめの時代、私は国際経済特別委員会で、会長の中川氏の補佐をしていました。
 泥酔会見は、確かに国際的信頼を失墜させましたが、大臣の健康状態、お酒との関係は、親しい方、一緒に仕事をした方は、みんなご存じだったこと。昼夜を問わず、激務である財務大臣は、どうだったのでしょうか、、。

あまりにも早い死に、その思いを強くしました。

ご家族の方のお悲しみは、いかばかりか、いつも奥様を伴って、いろんな会合に仲睦まじくご出席されていた、そんな時の嬉しそうなお顔を思い出し、思わず涙ぐみました。ちょうど、G8の声明が出るかでないかのころになくなられているとしたら、、。

合掌、心よりご冥福をお祈りいたします。

Posted by 片山さつき at 16:38│Comments(4)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
ただの家系や遺伝の問題ではない話ですよね。アルコール依存で苦しんでいたと感じます。逃げる様に飲んでたんだとすると、二代目政治家が原因で依存してしまうならなぜ政治家にと思います。(色々あると前提で)あくまで報道ですが仕事中も飲んでたとありました。それより基本的に自殺は肩書き関係なくあってはいけないですから。病気で仕方ないとかならわからなくもないです。僕も長い間病気してきましたので薬要らずで行動できる事はすごい楽ですよ。中川さんは悩みすぎて心の病気とアルコールがリンクしていたのではないのでしょうか。ご冥福をお祈りします。
Posted by 若林和彦 at 2009年10月04日 17:04
見も知らない人なのに、今日は台所に立って、ずっと泣けてしかたありませんでした。
いつまでも日本を見ていてください、という思いでいっぱいです。
だれしも心弱くなるときはあると思います。
いろいろあったとは思いますが、とにかく、日本や日本人のことを思いながら仕事をする政治家よ、いてくれ、と思います。
そういう意味でも、さつきさん、がんばってください。
Posted by 0子 at 2009年10月04日 21:19
中川昭一氏の訃報、まことに哀切なものがあります。
例の酩酊会見以来、氏を誹謗中傷する偏向マスコミは
あっても、氏の国益を守ろうとする立派な業績を評価
する声はかすかにか細く、氏も無念であったでしょう。
私は中川氏を自民党再生の中心人物と期待していまし
たので、残念です。
ちょっと私にとっては、ショックがでかすぎますね。
ご冥福を祈りたいと思います。
Posted by かめ at 2009年10月04日 22:08
長い付き合いで、一緒にご活躍されてたんですね。ご冥福お祈り申し上げます。
Posted by 月 at 2009年10月05日 00:52
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