とちぎ健康吹き矢協会

健康吹き矢について

健康吹き矢は「胸式呼吸」と「腹式呼吸」による健康法が自然にできることと、的に矢を命中させた時の「爽快感」を伴った競技としての楽しさに特徴があります。

長さ80cm~120cmの細長い筒に15cm程の長さの安全な矢を入れ、5cm~10cmの位置からウレタン製のやわらかい的に腹式呼吸で矢を飛ばし、命中率(点数)を競う、誰でもどこででも手軽に楽しめる安全なスポーツです。

健康吹き矢の的
吹き矢と健康について

健康吹き矢は、矢を吹くときに、「胸式呼吸」と「腹式呼吸」を使って瞬間的に強い呼吸をする事が特徴です。 この特有の呼吸法を当協会では吹矢式呼吸法とも呼んでいます。 その心身に及ぼす効果は次のとおりです。


1 延髄を活性化し体調を改善
テニスやゴルフなどで使用されている「胸式腹式」の大きな呼吸をするという指令が、大脳皮質から延髄の呼吸中枢に送られるため、延髄が活性化します。
延髄が活性化されれば、不眠症の解消や体調も改善されます。

2 胸筋が鍛えられ胸式呼吸力を強化
肺に思い切り息を吸い込む時に胸筋に強く力が入るため、胸筋と胸式呼吸が強化され、喘息に効果的です。

3 腹筋が鍛えられ腹式呼吸力を強化
ヨガや太極拳などで使用されている「腹式呼吸」を使用し、吸い込んだ空気を思い切り吹き出す時に瞬間的に腹筋を強く使うため、腹筋力と腹式呼吸力が強化され、内臓の働きに以下の4~6のようなプラス効果をもたらします。

4 体の隅々まで酸素を摂取
普段我々が行っている呼吸は非常に浅い呼吸であり、肺の全体の空気が排出されていません。
常に古い空気が肺に残っている状態になっています。
健康吹き矢では、強い「胸式呼吸」や「腹式呼吸」によって、普通の呼吸では拡張しない肺の深部(デッドスペース)まで酸素を送り込むことができるため、体内の隅々までリフレッシュできます。

5 血液の循環促進と内臓の活性化
酸素を深部まで取り入れたところで、思い切り吐き出すために腹筋を強く使って一瞬息を止めます。
この時に腹圧が腹腔全体にかかり、内臓に停滞している古い血液を送り出し、新鮮な血液が送り込まれるため、内臓の諸器官が活性化されます。

6 腸を刺激し働きを活性化
さらに、一瞬止めた息を的に向かって一気に吐き出す過程で腸にも大きな刺激を与えるため、腸の働きが活発になります。 そのため腸管に溜まった悪いガスが排出され、便秘や食欲不振の解消にも効果的です。

7 精神集中力を強化
吹き方の基本スタンスの過程を正しく行い、的への命中率を高めようとするためには、雑念を排除して「精神集中」しなくてはいけません。
この繰り返し行為により、精神集中力を高める効果があります。

8 ストレスの解消
矢を的の中心部に命中させようと熱中しているだけでもストレスを解消できますが、矢が的に命中したときの快音と満足感は心地よい爽快感をもたらし、ストレスの解消をする効果があります。

このように健康吹き矢は、「胸式呼吸」と「腹式呼吸」の特有の呼吸法によって、酸素、ホルモン、栄養を身体の隅々まで供給できます。
これによって全身の細胞を活性化させ、自律神経の働きをよくするため、これまで述べてきたように内臓諸器官の病気予防や便秘、食欲不振、不眠症、ストレスの解消にとどまらず、老化の防止や美容にも効果的です。

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