中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 格闘技 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【格闘技】

大毅 早くも祝勝会案内状 WBA世界フライ級タイトルマッチ

2009年10月6日 紙面から

両者とも計量を一発でパスしファイティングポーズをとる亀田大毅(右)とデンカオセーン=大阪市内のホテルで

写真

 計量後だった。亀田陣営から報道陣に一枚の紙が配布される。そこにはなんと「亀田大毅祝勝会開催決定」の文字が。タイトルマッチの前に祝勝会の案内が配られるのは異例中の異例。これからゴングが鳴るというのに、心は早くも祝勝会!? 亀田ジム・五十嵐会長は「100人規模で行います。負けたら? やらないと思いますけど、大丈夫でしょう」とあくまで強気だ。心配された大毅の計量は一発でクリア。裸になると、女性モデルのような細いウエストにどよめきが起こった。「昨日から何も食べてないけど、ごっつ調子いい。うまくいったな」と仕上がりに満足げ。

 ここで緊張の糸が切れたのか“大人の大毅”から“やんちゃな大毅”に変身。王者と握手を交わすと、強く握ったまま手を離さない。復帰後初となる約30秒のメンチ切り。デンカオセーンは苦笑いを通り越してあきれ顔だ。日本ボクシングコミッション(JBC)の役員が止めに入るほどの荒々しさを見せた。

 「すべてはあしたやな。オレのボクシングをするだけ。ベルトを巻いている姿、成長した姿を見てほしい」

 反則騒動の内藤戦以来、2年ぶりの世界戦。陣営の思惑通り、戴冠で祝勝会となるのか、それとも−。 (森合正範)

 

この記事を印刷する

中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ