シーラカンスの解剖について、説明を聞く天皇陛下=5日午後、横浜市緑区の東京工業大フロンティア創造共同研究センター、代表撮影
天皇陛下は5日、横浜市緑区の東京工業大学のフロンティア創造共同研究センターで行われたシーラカンスの解剖を視察した。今年1月、タンザニアの研究所から寄贈された3匹のうちのメスの1匹。秋篠宮さまが07年、同大でシーラカンスの解剖を視察しており、魚類学者である陛下も希望した。
陛下は白衣に手術用の手袋姿。解剖台に横たえられた体長162センチのシーラカンスの体内を探り「わりあいに柔らかいですね」。胸びれや構造についての説明に「中生代から変わらなかったんですね」などと感想を述べていた。
シーラカンスは「生きた化石」と呼ばれている。