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  2009年10月6日 (火)   【本部事務局移転のお知らせ】

NHKの偏向番組を批判する [台湾歌壇代表 蔡 焜燦]
    〜蔡焜燦先生、台湾李登輝友の会会長就任へ〜   NHK問題についての経緯はこちら
  
 
 李登輝元総統に代表される台湾の日本語世代の中でも、自ら「愛日家」と称して憚らないのが蔡焜燦(さい・こんさん)氏だ。司馬遼太郎氏が『台湾紀行』を執筆するにあたって台湾を案内し、司馬氏がその教養の深さに驚き「老台北」と尊称していた方だ。

 子供のころ日本人として受けた教育が宝だとして、台湾と日本「二つの祖国の弥栄」を祈って上梓した『台湾人と日本精神』は名著として名高い。

 現在、『台湾万葉集』を編んだ孤蓬万里こと呉建堂氏が設立した「台湾歌壇」の代表をつとめる。近々、日本李登輝友の会の台湾側カウンターである台湾李登輝之友会の会長に就任する予定だ。

 去る7月15日、NHK「JAPANデビュー」問題では、台湾歌壇の有志60名とともにNHKに対して抗議と訂正を要求する書面を送達している。また、昭和史研究所の中村粲(なかむら・あきら)代表が「正論」7月号の「NHKウォッチング」でこのNHK問題を論じた際、その中に収録したのが蔡氏の「NHKの偏向番組を批判する」だ。

 このたび「榕樹文化」(第27号)の巻頭言として掲載されたので本会HPにてご紹介したい。


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榕樹会(小川隆会長)の会報「榕樹文化」は、年4回発行で、1,000円です。日本国内で購読をご希望の方は、ゆうちょ銀行からお振り込みください。
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小林よしのり氏が「SAPIO」で李登輝元総統との対談「新台湾論」を掲載!】
    〜9年ぶりの再会でついに「新台湾論」執筆!〜


 9月30日発売の「SAPIO」(10月21日号、500円)で、小林よしのり氏がゴーマニズム宣言 新台湾論─李登輝元総統との再会」と題して、李元総統との対談を掲載している。

 この対談は、9月4日から来日されていた李元総統が東京、高知、熊本を訪問された際、帰台前日の9月9日、熊本の益城カントリークラブのクラブハウスで行われたものだ。

 冒頭、小林氏が李元総統と会ったのは『台湾論』騒動で入境禁止になってから9年ぶりの再会だったという。昼食を交えて2時間ほど話し合った内容を伝えている。

 台湾の現状や日本の民主党政権について、馬英九政権や台風8号(モーラコット)、東アジア共同体、台湾海峡のあり方などを巡って縦横無尽に語り合っている。「李登輝学校」の再現だ。特にアイデンティティや愛国心を巡っては、李元総統から「馬英九さんは国家目標がわからない」という発言を引き出している。

 小林氏は9月5日に東京青年会議所が主催した東京講演を「観客に交じって」聞いたという。李元総統からその感想を聞かれ、「首相は、強いリーダーシップを持たせるために、米国や台湾のように国民の直接選挙で選出すべき」という提言については「答えにくかった」と正直に記している。なぜ答えにくかったのか、その理由についても明かしている。

 司馬遼太郎の『台湾紀行』の再来と言われた小林氏の『台湾論』が出版されたのは2000年(平成12年)10月。台湾でも翌年2月に出版されて台湾を二分するほどの大騒動となり、小林氏は入境禁止となった。あれから9年、小林氏は李元総統と再会しての対談を『新台湾論』として発表した。「SAPIO」対談は次号に続く。楽しみである。

「SAPIO」(10月21日号、定価:500円)


【李登輝元総統の東京講演が「WiLL」「正論」11月号に掲載、「Voice」は10月号】

 李登輝元総統の9月5日に行った東京講演「この国に誇りと希望を!──竜馬の『船中八策』に基づいた私の若い皆さんに伝えたいこと」を、9月26日発売の月刊「WiLL」11月号が「日本は今こそ龍馬の『船中八策』を」とタイトルを変えて収録している。
 その解説を国際教養大学学長の中嶋嶺雄氏が「日本の政治家への格調高き訓告」と題して寄稿している。

 また、10月1日発売の月刊「正論」11月号も、この講演を「日本の若者たちよ、平成維新に立ち上がれ──台湾の民主化、自由化に尽くした哲人政治家が語る日本再生の『八策』」と題して掲載した。

 すでに9月10日発売の月刊「Voice」10月号がこの東京講演をアレンジして「日本再建の『八策』 ── 一国のリーダーとして既得権者といかに戦うか」と題し、「緊急特集・民主党にこれだけは言いたい!」の巻頭論考として掲載している。

 考えてみれば不思議なことだ。一人の政治家、それも外国人で、政界を引退してから10年近くも経とうとする政治家の講演を、日本の主要なオピニオン誌が収録している。小林よしのり氏も指摘するように「国家観・愛国心を明確に持ち、内政から外交まで、深い知恵と強靭な意志を持つ人物が、たまたま台湾に現れてしまったのだ!」ということなのだろう。また、いかに卓越した指導者が少ないかという証であろう。李元総統の根底に日本時代に培われた深い教養がある。李登輝未だ衰えず、の感を深くした。

 なお、李元総統が今回の来日で講演したのはこの東京、そして高知と熊本の3回である。9月6日の高知は「竜馬の『船中八策』と台湾の政治改革──江口克彦社長の提言」、9月8日の熊本は「台湾と日本 百年来の歴史及び今後の関係」と題して講演している。

 これまで日本李登輝友の会では、2007年の来日時の講演などは『李登輝訪日・日本国へのメッセージ』(まどか出版)、2008年の沖縄訪問は『誇りあれ、日本よ-李登輝・沖縄訪問全記録』(まどか出版)として単行本として出版している。

 本会では近々、今回の来日もこれら3回の講演録も収録し、櫻井よしこ氏や小林よしのり氏など来日にかかわった方々にも寄稿していただき、単行本としてまとめる予定だ。どうぞご期待いただきたい。


李登輝元総統の母校、京大の学生新聞に来日関連記事掲載】

 9月20日付の「京大学生新聞」(第661号)に李登輝元総統来日の記事が掲載されました。高知県での講演会の写真は本会が提供したものです。記事をPDFファイルでご覧になれます。こちらから。


◆【台湾の人気ドキュメンタリー『台湾演義』で台湾を愛した日本人・八田與一を特集

 9月27日(日)、台湾本土派のテレビ局、民視の人気ドキュメンタリー番組『台湾演義』(毎週日曜放送)で『八田與一之嘉南大[土川]』が放映されました。「深愛台湾的日本人」として、八田與一が残した功績はもちろん、家族と共に烏山頭へ住み込み、台湾の人々と家族ぐるみで付き合った彼の人物像も紹介されています。
 番組は中国語ですが、下部に中国語の字幕が出ます。日本人のインタビューも多く、 当時の映像も多く紹介されていますのでご覧になるだけでも参考になるかと思われます。
 ちなみに、この番組の制作にあたっては、9月上旬の李登輝元総統訪日に同行した民視取材班が福岡空港での取材(李登輝元総統離日)を終えてから、直接、八田與一の故郷である石川県を訪問し、八田與一ゆかりの人々へのインタビューを行っています。日本での取材にあたり、本会事務局も通訳の手配などで協力しています。

 番組は動画サイトYouTubeでご覧になれます。ファイルはいくつかに分割されていますので、数字の順番でご覧いただくと全編視聴可能です。


◆【<緊急告知> 10月6日(火)、パイワン族NHK提訴報告会と日台歓迎交流の夕べ】
    〜パイワン族代表団来日し独自でNHK集団訴訟!〜


 台湾先住民族「パイワン族」がついに立ち上がった! 民族差別・人権無視の歪曲・捏造番組「NHK『JAPAN』デビュー」に対し、部族の名誉と誇りをかけて6名のNHK訴訟代表団が緊急来日。NHK集団提訴後の司法記者クラブでの記者会見報告会をかねて、共にNHKと闘う日本の皆様との交流会に参加されます。
 このたびの来日に際し、華阿財さんは下記のような「私どもを支持してくださる日本の皆様へ」という声明を寄せられていますのでご紹介します。
 また、この日、株式会社日本文化チャンネル桜もNHKを名誉棄損と営業妨害で提訴を行います。
 日台諸民族の連帯で「NHK解体!」「日本解体阻止!」実現のため、皆さん、是非、ご参加ください!

■日時 平成21年10月6日(火)18時30分〜20時30分(18時開場)

■場所 ホテルメトロポリタン 曙の間(JR池袋駅 西口・メトロポリタン口より徒歩1分)
 〒171-8505 東京都豊島区西池袋1-6-1 TEL 03-3980-1111

■参加費 6,000円(お1人)
 ※立食形式・定員120名
 ※定員をオーバーした場合、参加をお断りすることもあることをお含みおき願います。

■お申込 電話・ファクス・Eメールにて、お名前・ご住所・お電話番号を明記の上、下記のどちらかへお申し込みください。

■申込先

1)日本文化チャンネル桜二千人委員会事務局
TEL 03-6419-3900 FAX 03-3407-2263
E-mail info@ch-sakura.jp


2)日本李登輝友の会


■主催 草莽全国地方議員の会、「NHK『JAPANデビュー』を考える国民の会、日本李登輝友の会、台湾研究フォーラム、在日台湾同郷会、台湾団結連盟日本支部、メルマガ「台湾の声」、NHK報道を考へる会、誇りある日本をつくる会、昭和史研究所、日本世論の会、日本会議東京都本部、日本文化チャンネル桜二千人委員会有志の会、新しい歴史教科書をつくる会東京支部・三多摩支部ほか

■協賛報道 日本文化チャンネル桜、國民新聞


 【私どもを支持してくださる日本の皆様へ】

 謹啓 
 
 高士村のパイワン族の私どもは、日本で多くの正義の士がNHKの不実なる報道に抗議しておられることを知り、一同心より感服いたしております。
 この前、同村の李文来氏が私どもを代表して日本での集会に参加いたしましたときには、チャンネル桜水島総社長および多くの友人に大変お世話になりましたこと、感謝感激に堪えません。
 このたび高士村およびその他のパイワン族の住む地区は深刻な災害に見舞われ、今はその救済と再建の仕事におおわらわで、息つく暇もないこのごろですが、せんだって日曜日に高士村へ帰り、地方人士たちと相談しましたところ、我らの祖先の英霊が辱めを受けないためにも、また我ら部族の尊厳のためにも、六人の重要幹部が10月5日、6日、7日にかけて日本へ赴くことをみんなで決定いたしました。
 しかしながら年齢的に若い幹部は日本語が解らず、日本の友人の皆様にご迷惑をおかけするのではないかと心配です。どうかご了解をいただき、何かとお助けくださいまして、順調に目的を達成したいものと願っております。
 どうかよろしくお願いいたします。                    謹白

 2009年9月18日
 パイワン族高士村代表 華阿財


◆【屏東県と高砂義勇隊記念碑訪問団ツアー(11月11日〜14日)のご案内】
    〜袋井市の屏東県訪問団に同行、鳥居ダムや奇美博物館を見学<締切:10月9日>〜


 今から86年前、日本人、鳥居信平(とりい・のぶへい 1883〜1946)が台湾の南部、屏東県に造成した地下ダム「二峰[土川](にほうしゅう)は、未だに屏東の人々の飲料水や田畑の灌漑用水として使われています。屏東の人々はこの鳥居信平の事績を教科書にも掲載して偉業を讃え尊敬しています。
 奇美実業創業者の許文龍氏が鳥居の事績を顕彰して胸像を造り、屏東県とふるさとの静岡県袋井市に寄贈しました。
 そこで、袋井市は、原田英之市長も参加し、来る11月11日から屏東県に台風被害の慰問も兼ねて地下ダムを訪問します。この「屏東県訪問団」には『水の奇跡を呼んだ男−日本初の環境型ダムを台湾につくった鳥居信平』を出版したノンフィクション作家の平野久美子さんも参加しますが、日本李登輝友の会も参加できることとなりましたので、ここに「屏東県と高砂義勇隊記念碑訪問団」ツアーのご案内を申し上げます。

 このツアーでは、屏東を訪問した後、奇美博物館を訪問、許文龍氏ともお会いする予定です。袋井市の訪問団と分かれた後は、烏来の高砂義勇隊慰霊碑を訪問参拝いたします。3年前に高砂義勇隊慰霊碑がこうむった悲劇についてはご存じの通りですが、すでに慰霊碑を囲っていた竹垣は取り除かれ、慰霊碑の周りに配されていた日本語石碑なども戻ってきて、この11月半ば、改めて慰霊の場として再開いたしますので参拝のために訪問いたします。ふるってご参加ください。 >>お申し込みはこちら


■日程:
11月11日(水)朝便で桃園空港→台湾新幹線で高雄へ。
12日(木)午前、鳥居信平の地下ダム、午後、奇美博物館見学。
13日(金)台湾新幹線で台北へ、烏来の高砂義勇隊記念碑参拝。
14日(土)午後便で帰国

■主催:日本李登輝友の会

■主な内容:鳥居信平氏の故郷である静岡県袋井市が主催して、地下ダムのある屏東県を訪問、本会もこの一団と現地で合流し、同行する旅です。13日、本会は袋井市の訪問団と別れ、高砂義勇隊記念碑を訪問参拝します。

 お申し込み・日程の詳細はこちらのページでご確認ください


◆【台湾八八水害】 渋谷と銀座の第2回街頭募金活動ご協力に感謝!
   街頭募金は32万9258円、募金総額は511万6682円

 8月29日、ご案内のように、東京・渋谷のハチ公前広場と銀座の数寄屋橋交差点の交番付近で第2回目となる「台湾八八水害街頭募金」活動を行いました。
 この日の東京は31度まで気温が上がる炎天下、ハチ公前広場と数寄屋橋付近は衆院選挙の影響もなく、私たちだけが募金活動を行いました。
 渋谷には「日本を掃除する会」の「『NHKの大罪』Tシャツを着て渋谷を掃除しよう!」に参加した方や2チャンネルを通じて集まった方、本会会員など約20名がスタッフとして参加。手作りの写真パネルやオリジナル・プラカードを持ち寄ってご協力いただきました。選挙期間中は拡声器を使えませんので、第1回と同じように肉声です。文字通り、声を枯らしての呼びかけです。

 一方、数寄屋橋には10名ほどがスタッフとして駆けつけ、募金箱を抱え、チラシを配布しつつ募金を訴えました。もちろん、肉声です。
 お蔭様で募金額は渋谷と銀座を合わせて32万9258円に達しました。募金にご協力いただいた方々並びにスタッフとしてお手伝いいただいた方々に、この場を借りて深く御礼申し上げます。
 なお、昨日の募金により募金総額は500万円を超え、511万6682円となっています。これは当初の予想をはるかに超える募金額で、日本人の台湾に対する関心の深さが増していることを実感する数字でもあります。
 台風8号(モーラコット)による死亡者はすでに543人(高雄県:473人、台南県:28人、屏東県:23人、嘉義県:9人、南投県:6人、彰化県:3人、雲林県:1人)となり、台風8号が去って3週間も経つというのに、行方不明者は117人(高雄県:72人、屏東県:24人、南投県:10人、台東県:8人、嘉義県:3人)もいます(8月27日午後6時現在、台湾の中央災害対策センターの発表)。やはり大災害です。馬英九政権の初動ミスや海外救援を断ったことなどが悔やまれます。
 募金は台湾駐日代表処や台湾政府を通さず、被害のひどい高雄県、台南県、屏東県などの県政府に直接お送りする予定です。 


◆【台湾高座台日交流協会も「NHKの偏向番組に対する抗議と訂正要求」を提出】
 
 25日、台湾少年工として日本でもよく知られている台湾の台湾高座台日交流協会(李雪峰会長、略称:台湾高座会)が8月15日付で「NHKの偏向番組に対する抗議と訂正要求」が出されていることが分かった。
 台湾少年工出身者でつくる台湾高座台日交流協会は、日本の高座日台交流の会(佐野た香会長)と密接な交流を続けている。今年も高座日台交流の会の方々を招いて11月15日に台湾中の少年工出身者が集まる年次大会を開催するが、その案内状に「NHKの偏向番組に対する抗議と訂正要求」が同封されていたことで判明した次第だ。
 NHK「JAPANデビュー」問題では、これまで台湾からは当該番組に出演した柯徳三氏や藍昭光氏、張俊彦氏ら6名が「NHK番組『JAPAN・デビュー』に対する抗議と訂正を求める文書」をNHKに送り、やはり出演者でパイワン族の許進貴氏と高許月妹氏、通訳を務めた陳清福氏が元牡丹郷長の華阿財氏とともに6月21日付でNHKに対して抗議と訂正を求めている。
 また、台湾において「美しく正しい日本語を台湾に残そう」という趣旨で活動している友愛グループ(陳絢暉会長)も80名の賛同署名を添付し6月20日付で「NHKへの抗議と訂正を要望」書を提出し、さらに台湾歌壇(蔡焜燦代表)も60名の賛同署名と短歌を付して7月15日付でNHKに対して「NHKの偏向番組に対して抗議し訂正を要求」という書面を送っている。
 台湾高座会は台湾全土に20の区会を持ち、未だ1,000名以上の会員を擁する、台湾の日本語世代を代表する会だ。「NHKの偏向番組に対する抗議と訂正要求」には「台湾高座会の由来」という一文も添付されていたので、併せてご紹介したい。
 李雪峰会長は柚原事務局長に「あのような偏向番組をつくりながら、ディレクターの濱崎憲一氏らが隠密裡に、私たちとも親しい柯徳三さんたちに抗議取り下げをお願いしていた。番組に問題がないというなら、なぜそのような卑劣な行動をとるのか」と怒りを露にしている。
 なお、本会をはじめ台湾からの抗議と訂正を求める一連の文書は、本会ホームページ上で紹介しています。

■NHK「JAPANデビュー」問題 これまでの経緯


 台湾高座台日交流協会

 2009年8月15日

 日本放送協会 会長 福地茂雄 様

 台湾高座台日交流協会 理事長 李雪峰

 NHKの偏向番組に対する抗議と訂正要求

 貴職ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は世界の放送文化の向上に格別のご尽力を賜り厚くお礼申し上げます。

 さて、貴協会が去る4月5日に放送した「JAPANデビュー─アジアの一等國」は、かつては日本国民であり、今も日本に親愛の情を抱いている私たちを大いに悲しませるものでした。またNHKとは、公正で偏見のない放送を行うという、私たちの信頼を裏切るものでした。

 NHKが台湾のことを真正面から取り上げると聞いた私たちは、期待をもって番組を見ました。しかしその内容は、日本の台湾統治に対する悪口に始まり悪口に終わるもので、全く実態を映していません。確かに日本統治の50年間には偏見もあり、差別もありました。ただその暗い面だけを取り上げて、他の優れた面を全く放送しない番組は、偏向と呼ばれても仕方がないでしよう。

 NHKのインタビューを受けた人たちは、その多くが私たちの知人です。彼らも大いに怒っています。そして放送内容の訂正を要求しています。しかしNHKはその要求に応えないばかりか、「番組に問題はない」と居直りとでも言える態度を取っています。

 その奢り高ぶった態度が、さらに私たち台湾人の怒りを高め、悲しみを深くさせるのです。台日を結ぶ最大の交流団体を自負する私たち台湾高座台日交流協会は、ここに会員の総意をもってNHKが「JAPANデビュー・アジアの一等国」の放送内容を謙虚に反省し訂正されることを要求します。 (台湾高座台日交流協会については別紙をご参照下さい)

 それこそがNHKの信頼を回復する道であり、それを否定することは番組が主張する「一等国民としての奢りが日本を破滅させた」という過程をNHKが歩むことになると私たちは考えます。ここに私たちは、台湾と日本の今後の友好交流のために、貴協会の善処を要求し、貴会のご回答を文書でお願いします。


 台湾高座会の由来(NHKの今回の放送内客とあまりに異なる台日交流史)

 昭和18年、迎撃戦闘機「雷電」を製造する高座海軍工廠が当時の神奈川県高座郡に新設されるのを機に、海軍はその労働力を、向上心に富む台湾の青少年に求めました。

 働きながら勉強すれば、旧制中学や工業専門学校の卒業資格を得られるという条件に魅力を感じ、13歳から20歳の青少年が応募、8400名が合格、厳しい訓練を受けて全国の航空機製造現場へ配属され、雷電・零戦・月光などの生産や修理に従事しました。

 戦い我に利あらず、日本は敗戦の憂き自に会い、少年工は郷里に帰りました。志願して、日本まで行き飛行機を作っていたということで、戦後やってきた国民党政府には、疑いの目で見られましたが、少年工は持てる技術と精神力を活かし、台湾の復興発展に貢献しました。

 爆撃を受けたりして戦病死した者、60数名。戦後、それを不憫に思った高座海軍工廠の早川金次技手は、台湾を慰霊行脚するだけでなく、戦災に遭った平塚の自宅を再建する前に、大和市上草柳の善徳寺の一隅に、「戦没台湾少年工の慰霊碑」を建設されました。このことは全島の台湾少年工に深い感銘を与えました。

 白色恐怖の国民党統治が終わると、少年工は各地に高座会を創立、20地区の連合体・台湾高座会、現在の台湾高座台日交流協会が結成されました。以来年次大会を各区会が持回りで行い、今では台日交流の大きな場になっています。

 1993年には渡日50周年を記念して「第二の故郷」大和市を1300名で訪問、大和市民1800名と交流し、記念に贈った「台湾亭」は現在、市民の憩いの広場にあって、観光スポットとなりました。また2003年の渡日60周年記念の里帰りには遅れていた卒業式、表彰式が挙行され、「仰げば尊し」を参加者全員が涙を浮かべ斉唱しました。

 最後に亡き友の詠んだ日本時代を懐かしむ短歌を披露します。

 我が波乱の人生のその一こまに 大和村なる少年期 元少年工 洪坤山

 北を向き年の始めの祈りなり 心の祖国に栄えあれかし 洪坤山

 年毎に栄える大和は青春の 我を育てし第二の故郷 元少年工  蔡龍鐘

 いわし雲海の向こうに懐かしき 父母の幻雲の間に見ゆ 蔡龍鐘

 なお、このことは、2005年10月、NHKのラジオ深夜便「心の時代」に高座日台交流の会、石川公弘事務局長が出演、2日間にわたり放送され、非常に好評で再放送されました。さらに「ラジオ深夜便こころの時代」(第1号)として出版されたこと申し添えます。


◆【台湾八八水害 渋谷ハチ公前での募金活動にご協力いただき有難うございました!】
     〜街頭募金額は20万6418円、募金総額は312万8962円〜


 本会は、日本の生命線である友邦台湾の台風災害からの復興に微力ながら力を尽くしたいと考え、8月12日から台風8号(モーラコット)による「八八水害」に対する「お見舞い募金」活動を始めました。お蔭様で本当に多くの方からご協力いただき、心から御礼申し上げます。

 8月22日、ご案内のように午後3時から6時まで東京・渋谷のハチ公前広場において街頭募金活動を行いました。お手伝いいただいた方は約30名。NHK「JAPANデビュー」に抗議する国民大行動に参加された方々も少なくなく、手作りの写真パネルやオリジナル・プラカードを持ち寄ってご協力いただきました。 ハチ公前の広場ではすでに民主党ボランティアがマニフェストを配布するために占拠されていましたが、それを囲むようにスタッフの方々が募金箱やプラカード、日本李登輝友の会ののぼり、台湾研究フォーラム会旗などを手に手に通行する人々に呼びかけました。衆院議員選挙中ですので、公選法の規定で拡声器が使えません。すべて肉声で、声を枯らして訴えました。

 途中からは在日台湾人の女性3名も活動に加わり、台湾の台風被害の深刻さを訴えました。これに呼応するように次々に募金していただき、お蔭様で募金額は20万6418円に達しました。募金にご協力いただいた方々並びにスタッフとしてお手伝いいただいた方々に、この場を借りて深く御礼申し上げます。 なお、募金活動の模様は台湾のテレビ局の中天テレビが取材し、また日本文化チャンネル桜も取材、昨日の番組で柚原正敬事務局長と永山英樹理事が出演して「台湾八八水害街頭募金活動と馬政権の対応」と題して放送しています。
 この渋谷での募金も合わせ、8月24日午後5時現在の募金総額は312万8962円となっています。チャンネル桜の放送内で柚原事務局長が募金総額を288万962円と説明していますが、これは24日午前10時集計の数字です。
 もちろん、何度もお伝えしていますように、この募金は被害の特に深刻な高雄県、台南県、屏東県などの県政府に本会から直接お送りする予定です。


◆【9月13日(日) 岡山県支部が設立総会、柚原事務局長が記念講演】
    〜演題は「NHKが引き裂く日台関係」〜


 このたび「岡山李登輝友の会」(日本李登輝友の会岡山県支部)が設立の運びとなりました。県内の親台湾派勢力を結集し、日台交流・台湾支持の行動を楽しく展開してまいりますので奮ってご入会ください。 >>詳細・お申込み方法などはこちらから

 平成21年8月吉日
 岡山李登輝友の会設立準備委員会 委員長 藤原一雅

■日時:平成21年9月13日(日〉午後3時30分〜午後7時

■会場:アークホテル岡山 2F
岡山市北区下石井2-6-1 TEL:O86-233-2200

■次第:
総会:午後3時30分〜午後4時(午後3時開場)
※会員対象(会員希望者も参加可)

講演:午後4時〜午後5時
柚原正敬氏(日本李登輝友の会常務理事・事務局長)
演題「NHKが引き裂く日台関係」


◆【馮寄台代表に本会が「高金素梅議員の靖国神社騒擾事件に関する要求」を手交】

 台湾の国会議員である高金素梅氏が靖国神社に乱入して騒擾事件を起こしたことで、昨日、日本李登輝友の会の小田村四郎会長の名代として柚原正敬・事務局長と永山英樹・事務局次長の2名は台北駐日経済文化代表処(駐日台湾大使館に相当)を訪ね、「高金素梅議員の靖国神社騒擾事件に関する要求」を手交した。

 

 馮寄台代表が不在だったため、窓口となった政治部副部長に対してその文面を読み上げ手交した。そして、日本では靖国神社を支持する人々と台湾の台風被害に義援金を出す人々がほぼ重なっていることを説明し、高金素梅議員が2度とこのような日台の信頼関係を損ねるような事件を起こさないよう馮寄台代表は日本国民に分かるよう何がしかの返答を表明するよう要求した。
 副部長は、要求の文面は外交部に必ず届けて報告することと、馮寄台代表から何らかの返答をしてもらうことを約束した。
 台湾駐日代表処には、台湾との外交窓口である交流協会からも抗議があり、私どもの文面にもあるような、もし日本の国会議員が忠烈祠で同様のことをやったら、いったい台湾政府や国民はどのような反応を示すかわかるだろうと指摘し、代表処としても厳しく対処して欲しいと要望したという。
 このような反日・親中議員の不逞パフォーマンスにより、日台が力を合わせてこれまで営々と築き上げてきた信頼関係は揺るぐはずもないが、友邦台湾のイメージダウンは避けられない。台湾駐日代表処としては、行政の立場だからとか個人の行為だからという弁解は止め、日本と台湾の親善交流を進める立場から、日本国民に対して速やかに誠意ある返答を願いたい。馮寄台代表からの返答が届き次第、本会メールマガジンやHPで紹介したい。


 高金素梅議員の靖国神社騒擾事件に関する要求

 貴国の国会議員である高金素梅氏が八月十一日、約五十名もの群集を率い、境内持ち込みを禁止されている横断幕や写真パネルなどを手に、台湾出身戦歿者を含む二百四十六万余の英霊を祀る神聖なる靖国神社境内に足を踏み入れた。そして拝殿に登ろうとしたり、制止しようとした同神社職員に怪我を負わせるなどの騒擾事件を惹き起こしたことは、戦歿者の英霊への許しがたい冒涜であるとともに、戦歿者遺族を含む日本国民の心をこの上なく蹂躙するものであった。

 これは貴国政府としても看過できない事態であるはずである。例えば日本の国会議員が台北の忠烈祠を冒涜する行為に出たことを想像されたい。その際貴国政府は、日本政府に対して無言でいられるだろうか。

 中国の反日行動に歩調を合わせたこの議員の不逞行為は、日本を侮辱し自国の名誉を傷つけ、まさに中国が対日本、対台湾の戦略上において希求してきたが如く両国間の信頼関係を著しく後退させたのであった。

 そこで日台関係の増進を目指して活動を展開している本会は、高金素梅氏に謝罪させることや、二度とこのような不逞行為を起こさせないことを含め、日本国民に対して誠意ある態度を示されんことを、貴国政府に対して強く求める。

 平成二十一年八月十九日
 
 日本李登輝友の会会長 小田村四郎

 台北駐日経済文化代表処代表 馮寄台 殿



 台湾の中央社が「日本人が高金素梅の靖国神社闖入に抗議」と報道
     日本人が高金素梅の靖国神社闖入に抗議[日人抗議高金素梅騷擾靖國神社]【8月20日 中央社】

  (中央社記者楊明珠/東京20日)無所属立法委員・高金素梅が11日、靖国神社に闖入したことで、「日本李登輝友の会」は人員を東京の台北駐日経済文化代表処に派遣し、抗議の文書を手渡した。またこの不法行為はすでに日台関係を損ねていると指摘した。

 日本李登輝友の会の柚原正敬・事務局長と永山英樹・事務局次長は今日午後、小田村四郎会長の代理として台北駐日経済文化代表処に高金の靖国神社での騒擾に対する抗議文を手渡した。代表処業務部の郭仲熙副部長が代表して受け取った。

 抗議文には、高金素梅は台湾の国会議員でありながら、群衆を率い、禁を破って横断幕やプラカードを持ち込み、台湾人を含む246万人以上の戦死者を祀る靖国神社境内に入ったばかりか、拝殿に入り込もうと企図し、職員を傷つけたとある。

 また、日本の国会議員が台北の忠烈祠でこのような冒涜行為に出た場合、台湾政府は日本政府に抗議の声を上げないでいられるかとも問うている。

 さらに高金が中国の反日行動に協力し、不法行為に出たことは、日本を侮辱するだけでなく自国の名誉をも傷つけており、これはまさに中国が対日、対台戦略上において期待するところであり、明らかに日台両国の信頼関係を傷つけているとも指摘した。

 日本李登輝友の会は台湾政府に対し、高金に謝罪させ、二度とこうした不法行為を行わないことを誓わせることを以って日本国民に誠意を示すよう強烈に要求している。

 柚原氏は抗議文を手渡した後、「靖国神社側はすでに警察に被害申請を出しており、もし今後高金が日本を再訪すれば、警察は直接彼女を臨検することができ、靖国神社へ行こうとしても制止することができる」と話した。


◆【李登輝元総統、9月4日から日本を訪問 東京講演のテーマは坂本龍馬「「船中八策」】

 8月4日、台湾を訪問した本会の柚原正敬事務局長らは台北市内のご自宅で李登輝元総統にお目に掛かかった。その際、9月4日からの訪日についての抱負などを伺った。訪問先は東京、高知、熊本を予定。

 東京では5日に東京青年会議所の設立60周年を記念し、日比谷公会堂において講演を行う。講演のテーマは坂本龍馬の「船中八策」。一昨年の東京では後藤新平、昨年の沖縄では福澤諭吉を取り上げたが、今度は明治維新の礎をつくった坂本龍馬の「船中八策」から見た現在の台湾と日本の政治体制について講演するという。若い世代の日本人に向けて訴えられることをとても楽しみにしている様子で、「日本の若者に誇りを持たせなきゃいかん」と、期待を込めて語られていた。

 6日からは高知県の坂本龍馬記念館などを訪問、翌7日からは熊本県で知人と旧交を温めつつ熊本城などを訪れ、10日に福岡国際空港から台北に戻られるとのことだった。

 6泊7日とは結構な長旅となるが、お会いした李元総統は顔色も良くすこぶる元気な印象を受けた。相馬焼の湯飲みをかたわらに、台湾の民主化の促進と経済の活性化をすすめるため、指導者の育成など「台湾の次なる正名運動」について滔々と話された。

 16日付の産経新聞で山本勲・台北支局長が李元総統の今回の訪日や指導者の育成などについて、本会が伺ったことと同様のことを書いているのでご紹介したい。


 【8月16日 産経新聞「東亜春秋」】  李登輝時代の輝き再び  産経新聞台北支局長 山本 勲

 台湾の李登輝元総統が来月4日から1週間にわたり訪日する。春に風邪をこじらせ5月に予定された訪日は繰り延べたが、すでに健康もすっかり回復し談論風発の“李登輝節"が全面復活した。このところ日台関係がぎくしゃくし、台湾では50年ぶりの台風災害への政府対応が混乱し、李登輝総統時代の評価がさらに上昇している。東アジアのたぐいまれな哲人政治家、李登輝元総統のいっそうの活躍に期待したいところだ。

 今年3月に台北支局長として赴任した台湾は、数年前の陳水扁政権や十数年前の李登輝政権時代とは、かなり異なっていた。「本省人」と言われる、日本統治時代以前から台湾に住む大多数の台湾人の親日観、日本人に対する暖かさ、優しさはなんら変わらない。

 しかし昨年5月に発足した馬英九・国民党政権の進める対中接近策のもとで、台湾における中国の存在感が随分大きくなり、その分だけ日米の影が薄くなった。

 日台関係は昨年6月の尖閣諸島沖での台湾遊漁船と日本の巡視船の衝突事件で険悪化した。馬英九政権はその後、対日関係重視を打ち出して関係修復に動いた。しかし今年5月、齋藤正樹・日本交流協会台北事務所代表が講演で「台湾の地位未定」発言を行って馬政権が強く反発するなど、なおぎくしゃくした状態が続いている。

 内政面では陳水扁前総統の公金横領疑惑をめぐる公判が延々と続き、民進党支持者をはじめとした台湾人の意気を阻喪させている。対中経済関係の拡大を通じて経済浮揚をめざす馬政権と、経済一体化が中国による台湾併呑(へいどん)を招くことを警戒する台湾独立派・本土派の対立は激化する一方だ。

 加えて台風8号(台湾名、莫拉克)の、史上最大ともされる災害への馬政権の不手際な対応に住民の批判が高まっている。台湾社会は内外政策をめぐってまっぷたつに割れ、フラストレーションばかりが高じる困った状態にある。

 それだけに台湾が最も輝いていた1990年代の李登輝時代に人々の思いが集まる。李政権は高度成長を維持し、中華圏初の民主化を実現、日米と緊密に連携しつつ強大化する中国と対等に渡り合った。日台の相互信頼も深まった。

 99年9月21日未明に台湾中部を襲った大地震では李総統(当時)の命令一下、直ちに政府と軍の救援体制が始動。李総統は非常事態宣言に相当する「緊急命令」を発令して復興に全力をあげ、日本をはじめ各国が支援に駆けつけた。台湾メディアはいまこぞって「李登輝政権の経験に学べ」と馬政権を叱咤(しった)している。

 現在の台湾を取り巻く窮状を打開するにはもう一度、李登輝元総統の卓越した知恵と経験に学ぶ必要がありそうだ。総統退任後5回目となる今回の訪日では、5日に東京青年会議所などが日比谷公会堂で開くイベントで講演する。

 明治維新と開国近代化の道を方向付けた坂本龍馬の「船中八策」をもとに、日本再生のための李登輝版「新船中八策」を提起してもらえるそうだ。日台関係再強化のために、これまでに培った広範な人脈を駆使して新たな取り組みを始める計画もある。

 台湾の将来の指導者を養成するために、30歳前後の若手を少数選抜して私塾を開く準備も進めている。老いてますます盛んな李登輝さんだが、なにぶん86歳の高齢だ。日本側関係者には歓迎熱が上がり過ぎて健康を損なわないようくれぐれも気をつけてほしい。


◆【台湾の台風被害に対する「お見舞い募金」を開始】
     〜台湾に手を差し伸べてください!〜


 50年ぶりの大水害と言われる台風8号(モーラコット台風)による台湾の被害状況が深刻化しています。被害は屏東県、高雄県、嘉義県、南投県、台南県などの中南部と東側の台東県が特に深刻で、11日の台湾政府の発表によりますと、死者は62人、行方不明者は57人にのぼり、犠牲者はさらに増える見込みだといいます。
 7日夜に台湾本島に上陸した台風8号は9日になってようやく台湾海峡に抜けましたが、降水量は「わずか4日間で台湾の年間降水量(2510ミリ)が降った」(産経新聞)といいます。また「高雄県甲仙郷小林村などではなおも数百人が生き埋めになっているとされるほか、周辺の村でも数百人が取り残されているとの情報があり、人的被害がさらに増えそうだ」(共同通信)と伝えています。
 つきましては、本会はここに台湾の台風被害に対する「お見舞い募金」を開始いたします。募金の経過や結果は本会メールマガジンやホームページでお知らせいたします。また、募金は確実にお役に立つよう、被害が深刻なところなどにお送りさせていただく予定です。

●台湾の台風被害に対する「お見舞い募金」お振り込み先
・お見舞い募金は「お志」ですので、いくらでも結構です。
・礼状はお出しできませんことをご了承のほどお願いします。

☆郵便局
【加入者名】日本李登輝友の会 【口座番号】00110−4−609117

・通信欄に「台湾」「お見舞い」「水害」などとお書き添えください。
・一般の方は、郵便局備え付けの「郵便払込取扱票」をお使いください。
・会員の方は、機関誌『日台共栄』に添付の郵便払込取扱票をお使いください。


☆銀行 三菱東京UFJ銀行
本郷支店 普通:0012742 日本李登輝友の会事務局長 柚原正敬


◆【李登輝元総統からも祝辞をいただき盛大に台湾正名運動祝賀会(8月9日)】

 8月9日に開催した台湾正名運動祝賀会には、遠く青森、宮城、新潟、滋賀、大阪、兵庫、福岡などから、また在日台湾同郷会、在日台湾婦女会、日本台湾医師連合などのリーダーの方々など約250名もの人々が全国から駆けつけ、盛大にお祝いした。
 在日台湾婦女会や「劉の店」、東京台湾協会など在日台湾人の方々からは台湾の伝統的なおこわである嘉義米コー、台南米コー、割包、菜包、ビーフン、台湾伝統の鶏肉料理、大根餅、客家粽子、煮玉子などを差し入れていただいた。また、参加者からはいろいろなお酒も差し入れていただいた。
 参加者からは「台湾関係の催しはホッとしますね」とか「アットホームな感じがする」などの感想も聞かれた。
 祝賀会で挨拶された池田維(いけだ・ただし)前日本交流協会台北事務所代表(駐台湾大使に相当)も「在日台湾人の長年の願いがかなった。外登証の国籍改正は私自身も望んでいたことでたいへん嬉しい」と述べるとともに、個人的な意見としつつ「台湾の前途は2300万人の台湾人自身が決めること」とも述べ、台湾併合を目論む中国に釘を刺した。
 この池田大使の発言は「自由時報」をはじめ(日本前駐台代表:台湾前途台湾人民決定)台湾でも大きく取り上げられているので、下記にご紹介したい。
 また、李登輝元総統と蔡焜燦・台湾歌壇代表からの懇篤なご祝辞も別途掲載してご紹介したい。
 ご参加いただいた方やお酒や料理を差し入れていただいた方々に改めて深く御礼申し上げます。ありがとうございました。


 台湾正名運動祝賀会 祝辞

 日本李登輝友の会会長の小田村四郎先生、そして祝賀会会場にお集まりの皆様、こんにちは。台湾の李登輝です。
このたびは、皆様が進めてこられた外登証問題が改正「出入国管理及び難民認定法」の成立によって解決したことを知り、驚くとともに、心から嬉しく思っております。
 私もこれまで日本の法務省が外国人登録証明書の国籍表記で台湾人を中国籍と勝手に規定していることを苦々しく思い、何度か言及したことがありました。台湾は台湾であり中国ではありません。
 台湾正名運動の発祥の地である日本において、皆様が最初に取り組まれた外登証の国籍改正問題が解決できたことを心より祝福するとともに、この快事を機に、日本の生命線である台湾に対する認識が日本においてより一層深まり、さらなる交流の輪が広がることを念じて私の祝辞といたします。

 二〇〇九年八月九日

 台湾元総統 李 登輝


 台湾正名運動祝賀会 祝辞

 台湾の蔡焜燦です。祝賀会会場にお集まりの皆様、こんにちは。
 日本でも台湾でも「今どきの若い者は」という声をよく聞きます。しかし、日本には素晴らしい若者もたくさんいるようです。それが外登証の国籍問題を粘り強く解決したことによく現れています。
 これは、日本という自分の国を大切に思い、そして誇りに思う若者が台湾との絆を大切に思うがゆえに成し遂げたことで、私は心から感心するとともに深く感謝しています。日本の若者よ、有難う。
 私は八十二分の十八が日本人です。台湾と日本は運命共同体であり、政治がどうなろうとも、どうであろうと、日台の若者が頑張れば道は必ず開けます。
 本日は心からお祝い申し上げるとともに、命の続く限り老骨に鞭打って若者とともに頑張ることを皆様にお誓いして私の祝辞といたします。

 平成二十一年八月九日

 台湾歌壇代表 蔡 焜燦


◆【烏来の高砂義勇隊慰霊碑、ついに石碑を囲っていた竹垣が取り外される】

【ついに囲いが外された慰霊碑。クリックすると拡大します】

 3年にわたり竹垣で碑文が覆われていた烏来の高砂義勇隊慰霊碑の囲いが、8月上旬、ついに撤去された。管理する地元の高砂義勇隊記念協会の方々の話によると、台北県政府の職員が訪れ、囲いを外して行ったという。裁判の和解を受けて、慰霊碑の周囲は記念公園として整備すべく、目下工事の最中だが、完成は9月中、除幕式を11月にとり行う予定とのことだ。
 囲いが外された石碑正面には、李登輝元総統の揮毫による「霊安故郷」、側面には長谷川清・台湾総督が密林の奥に消えた高砂族の兵士に奉げた歌などが刻まれている。
 騒動の発端となった、台北県政府や高金素梅・立法委員が難癖をつけた「皇民」などの碑文は訂正される予定だという。また、今後は慰霊碑の管理を地元が担うのか、県政府が担当するかがまだ未定で、諸手を挙げて喜べる状態までにはなっていない。
 ただ、いずれにしても囲いが撤去されたことで、慰霊碑の整備が前進したのは確か。今後も成り行きを見守っていきたい。高砂義勇隊記念協会の前理事長、簡福源さんはこの6月28日、覆いの撤去を見ることなく逝去された。「(竹垣が外された)石碑を誰よりも一番見たかったのは簡さん」という地元の方の声が響いた。


◆【質問に答えられず不誠実な実態を満天下にさらしたNHKの「回答」】 これまでの経緯・抗議/回答一覧はこちら
    〜やはりNHKは「解体」されなければならない! 裁判の原告は1万人を突破!〜

 本会の小田村四郎会長や水島総・「NHK『JAPANデビュー』」を考える国民の会代表などが7月24日に連名で出した「NHKに対する質問と公開討論会の要請」に対するNHKからの「回答」が8月4日に届いた。

 だが、質問に一切答えていないので、これは「回答」ではない。先に質問状を公開したように、質問はかなりの細部まで具体的に記されている。NHKはそれに対して「2回にわたって番組のホームページで説明」していることを回答としているが、その説明に対する質問でもあったにもかかわらず、それを理由としている。理由になっていない。こんなことを理由とすれば、サラリーマンなら首が飛ぶ。つまり、答えられないので逃げたということだ。これは、誰の目にも明らかなことだろう。

 誠実に答えようとすれば、質問にあることを認めざるを得ない。なぜなら、日本文化チャンネル桜の取材や現地からの報告により、質問は事実に基づいて構成されているからだ。

 それでも、回答の態を為していない回答を出して取り繕い、必死で逃げようとするNHK。「台湾の方々にも、誠意をもってご説明し」というが、台湾の出演者たちに抗議取り下げの隠蔽工作をしているのが実態であり、出演者の名前を間違えているにもかかわらず、それをも訂正しないという放送人にあるまじき姿がNHKの本性なのだ。これがあの「ヤラセ」と捏造に満ちた番組を制作したNHKの本性なのだ。

 この「回答」で、NHKが印象操作しようとあがいている実態もよく分かる。その点で、いかにNHKが独りよがりの「誠意」を振り回しているかを満天下に知らしめることができたわけで、いい「回答」だったと言える。やはりNHKは「解体」されなければならない。

 下記にその回答をご紹介するが、これでますます裁判が楽しみになってきた。すでに原告数は、8月6日の正午時点で10,058人。ついに1万人を突破した。


 平成21年8月3日
 
 日本李登輝友の会会長 小田村四郎 殿
 「NHK『JAPANデビュー』」を考える国民の会代表 水島総 殿
 草莽全国地方議員の会代表 松浦芳子 殿
 台湾研究フォーラム会長 永山英樹 殿

 NHK会長宛に送られた「NHKに対する質問と公開討論会の要請」について、会長に代わり小職より回答させていただきます。
 NHKスペシャル「シリーズ・JAPANデビュー」第1回「アジアの“一等国"」に関する抗議や意見などに対しては、これまで2回にわたって番組のホームページで説明しています。また、台湾の方々にも、誠意をもってご説明し、ご理解いただくようお願いしています。
 よって、今回「NHKに対する質問と公開討論会の要請」に記された個々のご質問への回答は差し控えさせていただきます。また「公開討論会」も開くつもりはありません。


 NHK広報局長
 米本 信

 


◆【日本李登輝友の会などが「NHKに対する質問と公開討論会の要請」を送達

 4月5日にNHKが放送した「NHKスペシャル シリーズ JAPANデビュー・第1回『アジアの一等国』」の内容や取材・制作に関し、一昨日の7月24日、本会の小田村四郎会長は水島総・「NHK『JAPANデビュー』」を考える国民の会代表、松浦芳子・草莽全国地方議員の会代表、永山英樹・台湾研究フォーラム会長との連名で、福地茂雄・NHK会長宛に「NHKに対する質問と公開討論会の要請」を送達した。

 質問と公開討論会の要請に至る抗議や非難の経緯が詳細に記され、6点について質問している。ところが、1点1点の質問はなぜその質問に至っているかの前提を述べた上で、「そこで問う」として、鋭利な小刀でえぐりとるような質問内容となっている。

 質問はいずれも「ヤラセ取材」「捏造」という疑義に関するもので、あの番組の取材・制作の実態を白日の下にさらすためには必ずや発せられなければならない重要な質問ばかりであり、現地取材を重ねてきた日本文化チャンネル桜の協力なくしてはできなかった質問内容だ。

 それ故に、NHKは公開討論に応ずるべきだとする論理的かつ説得力にあふれる要請に対し、果たしてNHKはなんと答えてくるのか楽しみである。また、質問への答え方によっては裁判に影響するだけに、NHKも「回答」にはかなり苦慮するだろう。

 ここに「NHKに対する質問と公開討論会の要請」の全文をご紹介したい(長文のため、別ウィンドウで開きます)。


PDFファイルはこちら


◆本日より放送法改正の第2期署名を開始!【第2期署名:8月7日〜10月31日】

 第1期署名は9,276人の方にご協力いただきました
 去る5月23日から放送法改正の署名活動をはじめ(オンライン署名は5月25日から)、7月31日に第1期を終了いたしました。第1期署名にご協力いただいた方は9,276人。この場を借りて深く御礼申し上げます。

 NHKからの8月3日付の「回答」をHPでもご紹介しておりますが、まったく誠意のカケラもない、理由にならない理由で自己保身に走る姿は、日本唯一の公共放送として恥ずかしくないのかと怒りがこみ上げてきますが、これは謝罪すべき時期を逸したトップの判断ミスと言っても過言ではありません。

 そこで、やはりテレビを設置しただけで受信料を支払わなければならないという現状を改め、自由契約化にする必要性をさらに強く感じます。

 つきましては、引き続き放送法改正の署名を行いますので、今後ともご支援ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。第2期署名は、本日(8月7日)から10月31日といたします。オンライン署名は申し込み中で、審査に通過次第、発表いたします。

平成21年(2009年)8月7日
日本李登輝友の会・放送法改正推進本部


 NHK「JAPANデビュー」偏向問題

 平成21年4月5日に放送された「NHKスペシャル シリーズJAPANデビュー・第1回「アジアの“一等国"」は、日本の台湾統治を台湾人弾圧史とする一方的な視点で描いた番組で、明らかに放送法第3条(「報道は事実をまげないですること」「できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること」)に違反しています。
 これは、国民の税金と視聴料によって経営し、公正・公平を守るべき公共放送として、視聴者に対する許しがたい背信行為であるにもかかわらず、NHKは多くの批判を全て黙殺し、問題なしとしています。
 そこで私たちは、「協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない」とする放送法第32条を改正し、NHKとの受信契約を強制から任意の「自由契約」に変更することを求めます。

内閣総理大臣 麻生太郎殿

*署名の第2期締切りは平成21年(2009年)10月31日です。
*送付は郵送でお願いします(FAXは不可)。
*用紙不足の場合は恐れ入りますがコピーをお願いします。

【署名用紙は他の目的で使用致しません】
[署名取りまとめ] 日本李登輝友の会・放送法改正推進本部

署名用紙のダウンロードはこちらから(第1期署名用紙も有効です)


◆【平野久美子『水の奇跡を呼んだ男−日本初の環境型ダムを台湾につくった鳥居信平』
    〜李登輝元総統も「この偉業を語り継ぐ義務が、我々にはあるでしょう」と推薦〜

 本会メールマガジンで、5月13日発売の「SAPIO」誌(小学館)で、ノンフィクション作家の平野久美子氏が鳥居信平(とりい・のぶへい)について執筆していることをお伝えした際に、単行本として『水の奇跡を呼んだ男−日本初の環境型ダムを台湾につくった鳥居信平』を出版することもお伝えした。昨日、鳥居信平の軌跡を初めて描いたこの本が発売された。
 帯の推薦の言葉は李登輝元総統が書かれている。
 「鳥居信平がつくった地下ダムが、今も役に立っている。実に頭の下がる思いがします。この偉業を語り継ぐ義務が、我々にはあるでしょう」

 本書は、日本でほとんど知られていない鳥居信平の初の評伝であり、実によく目配りされている。
 平野久美子さんは大正12年(1923年)に完成した地下ダム「二峰[土川]」(にほうしゅう)のある屏東県へ何度も取材に訪れ、その工法に驚いて研究しはじめた丁K士(てい・てつし)国立屏東科技大学教授をはじめ、胸像を制作した許文龍さん、当時の工事に参加したパイワン族の歴史を口伝する女性、ご長男で南極観測の越冬隊隊長を2度つとめた鳥居鉄也氏、その妹の月島峰子さん、生まれ故郷である静岡県袋井市の方々などの関係者もさることながら、素人にはいささか分かりにくい地下ダムについては専門家の解説や評価を取り込み、鳥居信平が勤務していた台湾製糖の歴史を台湾の糖業史とからめて解説している。
 鳥居信平の二峰[土川]は八田與一の烏山頭ダムや嘉南大[土川]に先行しているので、それとの対比もきちんとなされている。
 さらに平野さんは、社命があったとはいえいったい「何が信平を突き動かしていたのか?」という視点も忘れない。鳥居信平や八田與一という先人の努力と気概はいったいどこからきていたのか、モチベーションを探るのである。平野さんは「私利私欲を排して公益に尽くす気概や国造りの大志」があったからではないかと説く。実に平野さんらしい視点であり、それはまた台湾のお年寄りたちが「多くの日本人が、台湾のために献身的に働いてくれた」と評価することへの「解」ともなっている。

■著者 平野久美子
■書名 水の奇跡を呼んだ男−日本初の環境型ダムを台湾につくった鳥居信平
■体裁 四六判、上製、240ページ
■発行 産経新聞出版
■発売 日本工業新聞社
■定価 1,680円(税込)


 【日本語・中国語併記の平野久美子執筆『台日水的牽絆 識水柔情−鳥居信平的故事』
           (日台水の絆 水の優しい心情を知る−鳥居信平の物語)お申し込みはこちらから】



 上記では日本語版の『水の奇跡を呼んだ男』をご紹介していますが、それに先立って、屏東県政府は4月21日に行われた鳥居信平の胸像の除幕式に合わせ、平野久美子さん執筆による『台日水的牽絆 識水柔情−鳥居信平的故事』(日台水の絆 水の優しい心情を知る−鳥居信平の物語)を出版している。日文と中文の併記になっており、写真もたくさん掲載している。この屏東県版の著書については、通常の書店では扱っておりませんので、本会までお申し込みください。お申し込みは「お申し込みフォーム」、メール、FAXでお願いします。代金は後払いです。どしどしお申し込み下さい。

■著 者:平野久美子
■書 名:『台日水的牽絆 識水柔情−鳥居信平的故事』(日文・中文併記)
■発 行:屏東県政府
■定 価:1,200円(送料:160円)*代金:後払い

■申込み:
・お申し込みフォーム
・メール
・ FAX


◆【映画「台湾人生」が6月27日からポレポレ東中野で上映開始】
     〜本会で前売り券お取り扱い中


 NHK「JAPANデビュー」問題で、小林よしのり氏が映画「海角七号」を取り上げていましたが、さらに分かりやすいのがこの映画「台湾人生」だ。NHKに登場した柯徳三氏らと同じ日本語世代の5人の台湾人をじっくり撮った佳品。

 この映画は、酒井充子(さかい・あつこ)監督が2002年から7年の歳月をかけ、日本統治時代の台湾で青少年期を過ごした5人の台湾人を取材したドキュメンタリー映画で、初監督作品。

 本会のメールマガジンでも何度かこの作品を紹介し、試写会上映の案内もしてきましたが、このほど6月27日より、東中野の「ポレポレ東中野」において4週間にわたって上映されることが決まりました。6月27日、28日には酒井監督の舞台挨拶があり、公開記念として、27日には先着100名様に高級台湾茶「凍頂烏龍茶」「金宣茶」、27日〜29日の来場者の中から抽選でペア1組様(2名)に「台湾往復航空券」がプレゼントされます。

 NHK「JAPANデビュー」を見て怒った方、台湾の日本語世代の本音、真実の声を知りたい方はぜひ映画「台湾人生」をご覧ください。昨年12月の「日台共栄の夕べ」のおりにダイジェスト版を上映したところ、月刊「WiLL」の花田紀凱(はなだ・かずよし)編集長なども涙ながらにご覧になっていました。

 前売券は各プレイガイドやチケットぴあで取り扱っていますが、本会でも取り扱っています。本会にお申し込みいただければ、郵送(送料無料)、代金後払いです。 >>映画の詳細についてはこちら


●前売券:1,300円

 お申込みフォームからお申し込みいただくか、FAX・メールにて「お名前・本会会員の方は会員番号・送付先の郵便番号およびご住所・電話番号・メールアドレス(お持ちの方)・お支払い方法」を明記の上、本会事務局までお申し込み下さい。前売券とともに「郵便払込取扱票」をご郵送します(送料無料)。


■日時:6月27日(土)午前10時40分〜 (連日)

■会場:ポレポレ東中野モーニングショー
(東京都中野区東中野4-4-1/ポレポレ座ビル地下) TEL 03-3371-0088


◆【李登輝元総統の著書『最高指導者の条件』中国語版が台湾で発売】

 昨年2月にPHPから発売された李登輝元総統の著書『最高指導者の条件』の中国語版が今月、台湾で発売された。市内の大型書店には平積みにされ、ニュースでも報じられるなど、反響の大きさを物語っている。加速度的に対中傾斜を推し進める馬英九総統が最高指導者に値するかどうか、台湾人のリーダー観に楔を打ち込む一冊になることが期待されている。
 ご購入希望の方は本会事務局まで御相談ください。


◆【「日台交流基金」にご協力をお願いします】
    〜皆様からの浄財を募っています〜


 日本と台湾の豊かな交流をめざす私ども日本李登輝友の会は、李登輝元総統の「奥の細道」散策実現を掲げています。その実現のため、これまで政府に危害防止措置を含めた諸対応を要請するとともに、広く歓迎を呼びかけ、訪問先における歓迎体制を整えるなど微力ながら力を尽くしてまいりました。
 お蔭様で、平成19年(2007年)には「学術・文化交流と『奥の細道』探訪の旅」として実現し、また昨20年(2008年)9月の沖縄初訪問も実現しています。しかし、奥の細道はまだ半分で、新潟から最後の岐阜・大垣まで残っています。また日本全国から講演要請なども届いています。
 つきましては、李元総統の来日を成功裡に導くことでさらに日台交流を深めたいと『日台交流基金』を設けており、今般、改めてご案内申し上げることとなりました。今後とも文化交流を主とした新しい日台関係を築いていくため、趣旨にご賛同いただける方にご支援のご協力をお願い申し上げます。
5万円以上の篤志者の方には、李元総統の講演会や歓迎レセプションなどへの優先ご案内等の特典がございます。ご協力のほどよろしくお願いいたします。

  【日台交流基金 募金要項】

■ 1口=2,000円 (5万円以上の篤志者の方には特典があります)

■ 郵便局
【加入者名】日本李登輝友の会 【口座番号】00110−4−609117

・通信欄に「基金」とお書き添えください。
・一般の方は、郵便局備え付けの「郵便払込取扱票」をお使いください。
・会員の方は、機関誌『日台共栄』に添付の郵便払込取扱票をお使いください。

■ 郵便貯金口座
【記号−番号】10180−95214171 【口座名】日本李登輝友の会

■銀行口座 @
みずほ銀行  本郷支店(店番 075)
預金種目  普通 2750564
口  座  名  日本李登輝友の会 事務局長 柚原正敬
        (ニホンリトウキトモノカイ ジムキョクチョウ ユハラマサタカ)


■銀行口座 A
三菱東京UFJ銀行  本郷支店(店番 351)
預金種目  普通 0012742
口  座  名  日本李登輝友の会 事務局長 柚原正敬
        (ニホンリトウキトモノカイ ジムキョクチョウ ユハラマサタカ)




■ゆうちょ銀行
〇一九(ゼロイチキュウ)店 当座:0609117 ニホンリトウキトモノカイ

※郵便貯金口座と銀行からお振り込みのご注意
・一般の方の場合、振込人名しかわかりませんので、礼状はお出しできないことをご了承ください。
・会員の方は、お名前の前に必ず会員番号をご記入ください。
・お問い合わせは下記までお願いいたします。


◆【映画「逍遥日記」が「台湾人生」に改題 ダイジェスト版ができました!】
   〜上映会場を募集中! ダイジェスト版(11分30秒)を無料で送付!〜


 昨年12月23日、本会が今上陛下ご誕辰の佳日に開催した「日台共栄の夕べ」の折に、酒井充子(さかい・あつこ)監督の初作品映画「逍遥日記」のダイジェスト版を上映しましたところ、涙をぬぐってご覧になっている方が少なくなく、酒井監督の誠実なお話ともあいまって多くの方からダイジェスト版のお申し込みをいただきました。

 月刊「WILL」の花田紀凱(はなだ・かずよし)編集長もそのお一人で、懇親会ではこの映画を単行本化したいと表明、また1月12日に神奈川県支部が催した上映会には奥様やスタッフなどを連れて参加されたほどでした。

 なお、映画のタイトルに関して、「逍遥日記」では分かりにくいとの声が少なくなかったことを考慮し、「台湾人生」に改題されたそうです。

 酒井監督から、映画「台湾人生」は6月から「ポレポレ東中野」でモーニングショー公開が決まり、東京での初日が確定して以降は地方劇場での上映の企画をしていますので、首都圏(東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県)における本会関係の上映会は劇場公開後の8月以降としていただきたいとの申し入れをいただいています。

 先日、映画「台湾人生」のダイジェスト版ができあがってまいりました。上映をご希望の支部や関係団体にはダイジェスト版(11分30秒)を無料でお送りします。上映会に向けてご活用いただきたくよろしくお願いします。上映会開催の日程などが決まりましたら日本李登輝友の会までご連絡いただきますようお願いします。

上映会場を募集中!
 上映をご希望の支部や関係団体にはダイジェスト版を無料でお送りします。酒井充子監督の招聘など、詳しくは日本李登輝友の会事務局までお問い合
わせ下さい。

※上映権料は3万円です。
※全国劇場上映に向けて準備を進めており、地域や時期によって、劇場上映とのスケジュール調整をお願いすることもあることをお含みおき下さい。

※首都圏での上映は8月以降でお願いします。

■映画「台湾人生」上映に関するお問い合せ・申込先


◆【『これではダメだ!日本の海洋戦略』が台湾で翻訳出版】
    〜本会でも日本語版の購読申し込み受付中! お申し込みはこちら

 本会メールマガジン『日台共栄』第677号で紹介した平松茂雄・古澤忠彦著『これではダメだ!日本の海洋戦略』がこのほど台湾で翻訳出版された。日本政策研究センター(伊藤哲夫代表)のHPでは、台湾版の発行を歓迎した下記のようなメッセージを掲載している。

 「本書は手軽なブックレットながら、日本にとって台湾が日本のシーレーンの重要な場所に位置する「生命線」であることを改めて認識させられる最適のテキストだ。中国の狙いが「台湾問題の解決」すなわち台湾併呑と「日米安保体制の解消」にあることも、よくよく分からせてくれる。おそらく日本人が台湾問題を知る上において、今年出版された台湾関係本の中でベスト5に入ってくるにちがいない。
 その点で、台湾版が出版されたことにより、日台で共通の認識が広がることを期待したい」。

 本書の日本語版は書店販売していないので、まだ読んでいない方は日本政策研究センターのホームページからも申し込みできる。また、本会でも取り扱っていますので、本会お申し込み専用フォームからお申し込みいただくか、「1)氏名、2)住所、3)電話、4)メールアドレス」をご記入の上、FAXかメールでお申し込み下さい。送料実費(1冊:80円)でお届けします。※お取り扱いは日本語版のみです

■著者 平松茂雄・古澤忠彦
■書名 これではダメだ!日本の海洋戦略−中国の海洋覇権と戦略なき日本
■版元 日本政策研究センター
■体裁 A5判、64頁
■発売 平成20年4月1日
■定価 525円(税込)

◆申込み先


◆【好評既刊 『李登輝の実践哲学』 井尻秀憲 ミネルヴァ書房】
    〜沖縄講演の前に、李登輝哲学の予習を! 本会特別価格で販売中!

 よく考え抜かれた構成だ。こういう本に巡りあうと嬉しくなる。
 本書は、李登輝元総統がいかにして台湾に民主化をもたらし、中国との外交チャンネルを維持しつつ、どのようにして国交のない国々との外交を通じて台湾の国際的地位を向上させてきたのか、その歴史的偉業である「台湾経験」の背景を、「李登輝のどのような素養、資質が『12年間の施政とその後』の政治生活で役に立ち、思想的バックボーンとして働いてきたのか」(第1のモチーフ)など、5つのモチーフから迫る濃密な内容だ。

 特にタイトルにも現れているように、西田哲学や新渡戸稲造の『武士道』など「弁証法によって常に『新しいもの』を求める『改革・実践・進歩派』としての李登輝を描く」という第2のモチーフは、著者自身が「この切り口は、まだ誰も使っていない」と述べるように、これまでありそうでなかった観点だ。

 著者の井尻秀憲・東京外国語大学教授は「今なぜ、李登輝か」をテーマに、2002年(平成14年)から今年3月まで足掛け7年にわたって李元総統にインタビューを繰り返してきた。本書が対談集でないのは、「あとがき」で「通常なら『対談集』とすべきところだが、筆者自身が単独で記述した章を含むため、また李元総統のお勧めもあって、筆者の単著とし、副題に『五十時間の対話』という文言を付した」と述べている通りで、著者の李元総統への深い共感が全編に満ちている。

 李元総統にとっての「台湾経験」は台湾にとっての「台湾経験」であり、日本の現代史にとっても「台湾経験」は深く関わっている。本書は日本人が台湾を知る上で欠かせない大事な一冊といってよい。そして、なぜ台湾が国際的に認知されなければならないのかも自ずと理解される。

■著者 井尻秀憲
■書名 李登輝の実践哲学−五十時間の対話
■版元 ミネルヴァ書房
■体裁 四六判、上製、268頁
■定価 2,625円(税込)
■発行 平成20年9月10日

※本会では特別価格で販売しております。HPから簡単にお申し込みが可能です。


◆【日本李登輝友の会編DVD 「許世楷代表ご夫妻送別会」販売中!

 2008年6月1日、台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)の代表を4年近く務めた許世楷氏と盧千恵夫人の送別会がホテルオークラ東京で開かれました。最良の日台関係と言われる状態を作り上げたご夫妻とあって、政財界はじめ全国各地から850名もの人々が駆けつけ、日華議員懇談会や本会など65団体の共催により盛大に行われました。

 会には、安倍晋三(前首相)、櫻井よしこ(ジャーナリスト)、金美齢(評論家)、・徳勲(日本中華聯合総会会長)、ジュディ・オング(歌手・女優)、阿川佐和子(文筆業)、中川昭一(衆議院議員)の各氏がご夫妻をねぎらいつつ感謝の言葉を述べました。

 本会が発売するDVDでは、来賓の方々の発言や送別会の模様を全収録、併せて、会の中で上映された「許世楷代表ご夫妻の日本の歩み−新しい日台関係を拓いた愛国外交官」(17分30秒)も収録し、全部で2時間48分の長編DVDとなっております。今一度、あの感動をDVDで再現してみませんか。
 お申し込みはこちらから。



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