福岡入国管理局は5日、九州・沖縄地区の2008年末時点の外国人登録者数が10万2610人(対前年比3.9%増)で過去最多を更新したと発表した。記録が残っている1996年以来、増加を続けており、10万人を突破したのは初めて。
国籍別の登録者数では中国が最も多く、4万2402人(全体の41.3%)。次いで韓国・朝鮮2万7584人(同26.9%)▽フィリピン1万1072人(同10.8%)▽米国5024人(同4.9%)▽インドネシア2323人(同2.3%)▽ベトナム1612人(同1.6%)の順。
入管は、国際交流が活発になり、留学生や研修者が増えているためとみている。特に福岡県では、中国籍の人の登録者数が増加し、初めて2万人を突破(同県の39.6%)。高齢の在日コリアンの死亡などにより減少を続けている韓国・朝鮮籍の人(同38.2%)を逆転して最多になった。
=2009/10/06付 西日本新聞朝刊=