2009/10/06(火) 08:10:49 [メディア報道の闇]
「やること」がカルト、ちんぴら組織と同じ
NHK「証拠隠滅」の工作活動
「偏向報道」抗議者に「不問」求める 訪台のNHK番組関係者
NHKスペシャル「シリーズ・JAPANデビュー アジアの“一等国”」(4月5日放送)の番組内容に偏向・歪曲(わいきょく)があったと批判が相次いでいる問題で、番組制作の中心となった番組プロデューサーらが、出演した台湾人らを現地に訪ね、抗議を取り下げるよう持ちかけたり、不問に付す文書にサインするよう求めていたことが5日、分かった。NHKはこの時点で、ホームページ(HP)上などで、番組制作や内容には問題はなく、「台湾人出演者からの抗議などはない」と視聴者向けに説明しており、こうした姿勢が台湾人らの不信感に拍車を掛けている面もあるようだ。産経新聞記事(切り抜き)10月6日朝刊(1面)より参照のため抜粋引用/写真は産経新聞の同記事より参照のため引用
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日本の最悪の敵は「内なるメディア」
日本の最悪の敵は「内なるメディアではないか」、とのご指摘を、聡明な読者のみなさまから折々にいただいている。現下のNHKをはじめ、一部(あえて“一部”と記しておきたい)のメディアの毀日、退廃ぶりに、筆者も同感の思いを強くしている。数多の放送、報道の荒廃が目立つ中にあっても、しかし、NHKだけは、との思いから、同局の「公正中立」な放送、報道を期待しておられる方は、依然として多くおられるのかもしれない。だが、そのNHKすら、すでにメディア本来の使命を自ら破棄するかのようなスタンスを加速している。その端例を示しているのが、表題(産経紙)が報じるNHKの「偏向」報道とその対応である。
先ず、一般に、「偏向」との指摘が報道や放映に対してなされるケースが少なくない。だが、「偏向」の本当の意味は、客観的な「事実」「史実」に即しておらず、報道、放映の内容がそこから離反している。それを「偏向」と謂うのである。皮肉にも、たとえば、一部のカルト団体、政党支持者などが、やたらと組織や政党の勢力拡張や選挙に不都合とみられる一部の報道、放映に「偏向」を連発しておられる傾向をお見受けする。だが、それが仮そめにも「事実」「史実」に即した内容であれば「偏向」とは謂えないのである。あくまでも、「事実」「史実」を基点とした上での「偏向」と証明できる指摘であれば。この指摘こそが、正鶴を射るものである。
また、「中立」とは、「事実」を基点として初めて「中立」と謂える。左右上下の視点を足して等分したものは「中立」とは謂えず、「中庸(ちゅうよう)」でしかない。また、「公正」とは、客観的に「事実」に遡及する在り方を謂い、「事実」ではない内容、たとえば、捏造や虚構を拡張、追尾するような在り方は「嘘」の延長線上での努力に他ならず、「公正」とは謂えない。
これらの意義をふまえた上で、本来、公正中立であるべきメディアの中でも、フラッグメディアに該当すべき「NHK」が、特集番組として放映した「シリーズ・JAPANデビュー アジアの“一等国”」(4月5日放送)の内容は、いかがなものであったか、と問えば、そもそも在るべき「公正中立」の使命を放棄したかのような、本当の意味での「偏向」と指摘できるものであった。その「偏向」について、数多くの視聴者から指摘や抗議が殺到したにも関わらず、高慢にも、内容に問題なし、として開き直る。関わる1万人にも達する集団訴訟に対しても、表題に記される対応を取る。事実とすれば、もはや、メディアと謂うよりは謀略組織である、との認識が成り立つ。強いて云えば、これに気がつかない多くの視聴者は、謀略期間に毎月の受信料を納めているのに等しい。
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「偏向」もみ消しを謀る工作活動
概要をまとめている表題によれば、云く、「番組で使用された言葉のうち、(1)台湾統治下の暴動・鎮圧を『日台戦争』と表現(2)日英博覧会での民族紹介を『人間動物園』と表現し見せ物にしたとコメント(3)台湾語の使用を制限したのを中国語を禁止したと表現(4)台湾人を漢民族と表現−などの点が疑問視され、日本の台湾統治をおとしめる作為的な番組だったとする批判が起きていた」と。続けて、「NHKには番組出演者だけでなく、親日的な台湾の民間団体やパイワン族などがそれぞれ抗議し、番組の訂正や謝罪などを求めている」とある。その内容については、先稿に指摘させていただいたが、「史実」から著しく離反したものであった。指摘、抗議を受けて当然である。
産経新聞記事(切り抜き)10月6日朝刊(21面)(関連記事より)
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また、「NHKは6月の時点では「台湾人出演者からの抗議はない」とHP上で説明したが、7月に抗議があったと明らかにした」とあるが、これも虚偽であった。いわば、「嘘」をつくために、また「嘘」をつく。息を吐くようにまた「嘘」をつく。こう指摘されている特定国のメンタリティそのものではないか。記事に続けて云く、「NHKへの訴訟では8000人超の国内視聴者らが損害賠償訴訟を提起。原告は今後も増え、1万人超となる見通し」とある。さすがに「まずい」とでも意識したのか、そこで出て来たのが、記事に指摘されるところの、「番組制作の中心となった番組プロデューサーらが、出演した台湾人らを現地に訪ね、抗議を取り下げるよう持ちかけたり、不問に付す文書にサインするよう求めていたことが5日、分かった」との策動である。
紙面には、「文書は「NHKに対し『抗議と訂正を求める要望書』に署名・捺印(なついん)しましたが、これは私の意見です」などとしてあり、「事実関係や用語に関しては、NHKの説明を聞き、納得しました」「私はNHKに対して抗議する気持ちはありません」と書かれたうえで日付と署名する欄が用意されていた」と指摘されている。事実とすれば、その「やり方」の本質は、まさに、「無かったことにせよ」とする「証拠隠滅」工作であり、朝鮮系のカルトやちんぴら組織の「やりかた」と何ら変わりはない。ただ、違う点は、といえば、大多数の視聴者が、この組織に毎月「お金」を納めていることだ。
NHKが言資を盗るために提示した“証文” (表題の産経紙面より)
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商品や新聞に「不買」があってごく然りであるように、NHKに対しても、このおぞましさに気づかれ、カスタマーとして、そろそろ、粛々とした受信料の納付停止を真剣に考えても然りではないか。そもそも、このような「偏向」と上記にみられるその後の策動は、そもそもの、日本国民の知る権利に対する冒涜に等しい。チャンネルを選ぶ。放送局を選ぶ。メディアを選ぶ。仮そめにも、その権利さえも許されないとすれば、メディア側の「表現の自由」を盾にした暴力と認識せざるを得ない。市場原理に晒(さら)して、少なくとも、解体的な出直しを図るべき、と。 そう洞察せざるを得ない事例に映る。
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メディアにどう対峙するか
一般に、テレビ報道は、一度に数百万、数千万世帯が視聴する。“報道”が、一旦、植え付けた誤った情報や誤認識は、そのまま放置すれば膨大な二次情報と化して拡散する。数十万、数百万の読者が目にする紙面記事にしてもまた然りであり、書かれた「記事」は後々にまでも残る。ここにメディア報道の怖ろしさがある。堅牢な国を思う政治家でさえ、「個の圧殺報道」によって再起もままならない状態へと追い込み、心身を疲労させ、ついには落命にいたらしめる。凶器ともなるのがメディアである。その視点から、メディアには、常に「社会的責任」が問われるべきだ。
これに対峙するにはどうすれば良いか。先稿で申し述べて来た通り、先ずは、「テレビでこう言っているから」「新聞がこう書いているから」(要旨)、とそこで思考停止してしないことが大切。「テレビでこう言っているけれども」「新聞がこう書いているけれども」(要旨)が、しかし、と。そこから、あらたに考え、事実を洞察する。人間として本来あるべき「真」「偽」「正」「誤」の峻別の機能を働かせる。視聴者、紙面読者としての「メディア」に対する免疫性を高める。そのキーファクターがメディア報道である、ととらえれば、日々の生活の中で、「報道」に対するあらたな意義を見出すことが出来るのではないか、と。こう考える次第である。
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■ 主な関連記事:
・NHKに明日はあるのか? 2009/06/27
・NHK「契約」求め提訴 2009/06/24
・NHK「サブリミナル」考 2009/05/14
・NHKの超偏向番組 2009/04/17
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【筆者記】
集団訴訟は、「事実」を以っての虚構、捏造報道への対峙、指弾である。是非、勝訴を。時に、購読者、視聴者の立場にある個人に対しても、掘り下げた指摘や質問をすれば、貴殿を潰すのはいとも簡単である、かの態度に出る一部のメディアを、私は看過することが出来ない。以上、記事を参照し、雑感ながら小考を報告する。
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読者のみなさまにはお忙しい中、ご訪問をいただき感謝します。ここに、新たに記事をアップさせていただけたことを有り難く思います。「国思う人は国士であり、若き国士は国の未来の財(たから)である」。少年時代に、国思う議員殿からいただいたこの言葉を、特に、この夏、日の丸を掲げ、日本を守るために毅然と立ち上がった若いみなさまと共有させていただきたい。一日一日を大切に、みなさまと共に考え、真実を共有できればと願っています。事実を指摘する批判は「悪口」ではなく、真実を掘り出し、その共有のために不可 欠です。また、真実の共有はすべての第一歩です。正論は真実から生まれ、良識の声は必ず力になる。辛抱強く支えてくださるみなさまに心より感謝します。
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2007/05/18 00:00 カウンター設置 (数値はPCカウントのみ累算)
Author:博士の独り言
いかなる組織、団体とも無縁の日本人発行のメルマガ、およびブログです。初期のように、氏名とプロフィール、写真を掲載すべきと考えていますが、迫る身の危険回避の意味からも自重すべし、との筆者をよく知る友人らの制止により、現在は「博士の独り言」として活動しています。活動自体も全く無収入です。