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2009年10月5日(月) 19:15 |
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小豆島町の内海ダム再開発が見直し
民主党政権は大型公共事業の見直しを進めていますが、柱のひとつがダム事業の見直しです。
全国143のダム関連事業について見直しをするとしていて、香川県では、小豆島町の内海ダムがその対象となっていることから県や地元は複雑な思いで見守っています。 今年7月、高松市を訪れた民主党の鳩山代表は、内海ダム再開発についても見直しの可能性を示しました。 総選挙の後、民主党から就任した前原国土交通大臣は、早速、本体工事着工前の全国143のダム事業についてゼロから見直すとしています。 その一つが香川県小豆島町の内海ダムの再開発計画です。 再開発は、渇水や洪水対策などのため、これまでの7.5倍の水を溜められるようにと、堰堤を3倍の長さに伸ばす計画です。 今年度中の本体工事着工に向け、道路の付け替え等周辺の工事が進められています。一方、一部の住民は景観が損なわれるなどを理由に計画に反対。 渇水対策についても12年前にできた吉田ダムで充分と主張しています。 内海ダム再開発は、国と県とが同額の約90億円ずつを負担する事業です。 むだをなくすという点ではダムの見直しは当然の気もしますが、計画をかかえる地域にはそれぞれの事情があります。 地元の意見を聞いて議論をつくすことが求められています。
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