ドラム缶の遺体、白骨化　死亡推定時期は４月

　大阪府和泉市の少年＝当時（１９）＝が行方不明になり、窃盗容疑で逮捕された大阪府泉南市の配管工の男（２６）ら３人が殺害したとされる事件で、府警と福井県警の合同捜査本部は５日、福井県の小浜湾に捨てられたドラム缶から見つかった遺体を司法解剖した結果、死亡推定時期は今年４月で、２０歳前後の男性とみられると発表した。死亡推定時期は、少年が行方不明になった時期と一致しており、捜査本部はＤＮＡ型鑑定などで身元の特定を急ぐ。

　捜査本部によると、遺体はほぼ白骨化しており、死因は不詳。骨折の形跡はなかったという。身元につながるものは見つかっておらず、遺体のＤＮＡ型や歯型などを調べ、身元を確認する方針。

　遺体はドラム缶の中でひざを抱えて座るような状態で、石などと一緒に入れられていた。ドラム缶の側面には複数の穴が開いており、男らが遺体を捨てる際に沈みやすいよう細工したとみられる。ドラム缶は赤色でふたを針金で固定しており、男らの供述通りだったことも判明した。

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