みなさんこんにちは。
秋は何かと行事の多い季節ですね。子供の運動会、学芸会、ピアノの発表会、町内会の草刈り、その他あれこれ…。そんな週末の予定は、楽しみにしていたバイクのツーリングや講習会/スクールに、得てしてカブってしまうものです。練習大好きなみなさんは、たとえば2週もつづけてスラロームやバランスを練習していないと、不安にかられてしまうことでしょう。
(何を隠そう、僕がそうです(笑))
そんな中、先日、mixi の知人の日記に感銘を受けました。その方もいろいろと週末の予定が忙しく、前もってスクールの予定が入れられず、埼玉レインボーのお近くに住んでいることを奇貨として、たまたま空いた時間に足しげく自由練習に通うことで溜飲を下げておいでのご様子なんですが、この方のなんとも積極的なこと!
自分がフルにスクールに参加できなければ、他のライダー達が走っている様子をしっかり見て、観察眼をきっちり養うし、日常的にトライアル自転車やバランスボールを使って、「体幹」を鍛えることに余念がありません。
「やれる時に、やれる事を、やる!」
この前向きな姿勢、ものすごく心強く感じます。モチベートされます。この意識がないと、
「やれる時なのに、それをやらないで、チャンスを無にしてしまう。」
ことにも陥ってしまいますからね。これは正直、恥ずべきことですね…。
バイクの練習についていうと、「正しい乗車フォーム」がまず筆頭に上がります。こればかりは自分で直さないと、いつまでも「アゴ上がりのエビゾリ、肘下がり」のままです。スクールで直さずに、いつそれを直せましょう?
「やれる時」これは、スクールのすべての瞬間が「やれる時」です。スラロームでは一周一周が常にそうだし、自分の番が回ってくるまでの待ち時間もそう。他者を観察したり、ライポジを見直したり、直前の走りを反芻したり。
さらにはセクション間の移動でさえ、そう。クラッチをつなぐ、切る、発進する、停止する。そのひとつひとつ、大切にしたいのです。ほら、気を抜いて両足で着地したりしてませんか?何げない立ち居振る舞いが、実は雄弁にスキルとモラルを物語ってしまうものです。
講習会/スクールは、体操から、最後の片付けのときまで、まさに、一瞬一瞬がすべて自分のライディングの『糧』にできるものですから、貪欲になってよいのです☆。そう考えると、一瞬一瞬が真剣勝負。一回のチャンスをどこまでモノにできるか。これはすべて、本人のモチベーションで決まります。
毎週スクールに通っても、「何も考えず。何も工夫せず。」では残念ながら一向に進歩は無いのです。「カラダが勝手に動く」とか、ありえません。それは緻密な練習が下地にあって、はじめてそうなるものですから。「努力なくして成果なし」。
しかし、たとえ数ヶ月ブランクが空いたところで、そのブランク中も、日夜、良いイメージを育成し、、基礎トレーニングを欠かさなかった人であれば、ブランクを撥ね退けたその伸張ぶりはまさに目を見張るモノがある、と思います。
真剣に向き合う者にとって、バイクは裏切らない、と感じます。