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元アナ岩崎真純さん焼死…山本文郎アナ悲痛「神も仏もない」

10月6日8時1分配信 スポーツ報知

 1975〜90年に放送されたTBS夕方のニュース番組「テレポートTBS6」で76〜81年までキャスターを務めた岩崎(本名・小口)真純さんが5日未明、さいたま市内の自宅で発生した火事により急逝した。61歳だった。岩崎さんはフジテレビアナウンサーを経てフリーとして活躍した。「テレポート―」でメーンキャスターだった山本文郎アナ(74)は「神も仏もない。なんでそんな亡くなり方をしなきゃいけないのか」と悲しみに暮れた。

 八千草薫似とも称された美ぼうと、さわやかな語り口でお茶の間の人気を集めた真純さんは、火事現場となった自宅から焼死体で発見された。

 埼玉県警浦和署によると、5日午前1時半ごろ、さいたま市南区の小口勝彦さん(65)宅と、隣接する会社員宅の2棟が全焼する火事が発生。木造3階建ての小口さん宅1階の焼け跡から2人の遺体が見つかり、後に勝彦さんの妻の真純さんと真純さんの母の岩崎ふみ子さん(86)と確認された。勝彦さんは逃げて無事だったが、長女・茜さん(23)は煙を吸い込んで軽傷。同署は出火原因を調べている。

 不慮の死を遂げた真純さんは、71年からフジテレビにアナウンサーとして勤務。退社後の76年、前年スタートしたTBSの関東ローカル番組「テレポートTBS6」のキャスターを担当し、81年まで務めた。原稿を読み上げるだけでなく自ら現場に赴いてリポートするという、当時としては画期的なキャスター像に挑戦。夕方としては異例とも言える12%前後の高視聴率を記録し、90年まで続く長寿番組への礎を築いた。

 名コンビを組んだ山本アナは、突然の悲報にショックを受けながら「とにかくノーブル(高貴)だけど、豪快におなかの底から笑うこともある飾らない人。ニュースの伝え方も、明るさの向こうにまじめな彼女がいて、硬軟両面をもっていた」と当時を回想。さらに「仕事の後で『酒を飲みに行こう』と言うと『行きまーす!』と言って、こっちがベロベロになるまで付き合ってくれた。彼女が乱れることはありませんでしたけど」と人柄を懐かしんだ。

 真純さんは、番組への出演期間に山本アナのTBSの後輩だった勝彦さんと結婚。関係者によると、2人の子どもにも恵まれ、幸せな家庭生活を送っていた。近年は、ふみ子さんの介護にも励んでいたという。

 昨年7月には、30歳年下の由美子夫人とのカップルで話題になった山本アナの結婚パーティーに駆け付け、受け付けを担当した。高齢での結婚に照れていた山本アナを「ちっとも恥ずかしくない。愛があればいいじゃないですか」と祝福したという。

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最終更新:10月6日8時1分

スポーツ報知

 

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