2009年10月6日 8時41分更新
胸が痛いなど、うその症状を訴えて、約160回にわたって119番通報したとして和歌山市のパート従業員の女が、偽計業務妨害の疑いで警察に逮捕されました。
逮捕されたのは、和歌山市堀止西二丁目に住むパート従業員、幸前紀子容疑者(48)です。
警察の調べによりますと、幸前容疑者は、ことし3月1日から6月29日までの間、和歌山市消防局の119番に157回にわたり「自分で手首を切った」や「胸が痛い」などとうその症状を訴えて電話をかけた偽計業務妨害の疑いがもたれています。
157回のうち46回は救急車が出動し、このうち15回は病院に搬送されましたが、訴えのあった症状は確認されなかったということです。 警察の調べに対し、幸前容疑者は「ほんとうにしんどかったので119番に電話をかけ、救急車を呼んだ」と容疑を否認しているということです。
和歌山市消防局では「ほんとうに救急車を必要とする患者に迷惑がかからないよう、適正に利用してほしい」と話しています。