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ニンテンドーDS「プロテクト外し」横行 ソフト違法コピー調査 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:任天堂
携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」の正規ゲームソフトだけを使えるようにするプロテクト(防御)を無効化する改造コード(暗号)がインターネット上で公開され、「プロテクト外し」が横行していることが27日分かった。改造コードによるプロテクト外しは「マジコン」と呼ばれる機器を使った違法コピーの温床とされ、コンピュータソフトウエア著作権協会は、こうした行為が技術的制限手段の提供禁止を定めた不正競争防止法に違反するとして実態調査に乗り出した。
現行法ではプロテクト外しに対する刑事罰の規定はなく、民事訴訟で損害賠償や差し止め請求による被害回復しかできないのが実情で、同法を所管する経済産業省は今後、刑事罰の適用拡大も含めた法改正について検討する方針。
改造コードは、16の数字などを組み合わせた暗号。この暗号をゲームソフトに組み込むと、ゲーム内容を意図的に書き換えたり、修正することができる。
ニンテンドーDSの人気ソフトには、マジコン対策として、ネット上で公開している違法複製ソフトをマジコンに取り込んでも使えないようにする特殊な暗号技術(プロテクト)が施されているが、マジコンユーザーの間では暗号を解読し、プロテクトを解除できる改造コードが広く出回っている。
ネット上では「回避コード」とも呼ばれ、ネット上で無料で入手できる専用ツールを使ってゲームソフトごとに異なる回避コードを直接入力したり、プログラムを自動で書き換える「パッチファイル」を使うことにより、だれでも簡単に解除できる。
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