富山県西部に位置する高岡市は、加賀百万石で知られる加賀藩前田家によって築かれた歴史と文化のまちです。その高岡市は今年9月、加賀藩2代藩主・前田利長公がまちを開いて400年の節目を迎えます。この100年に1度の歴史的なエポックを記念して、全国のご当地グルメを一堂に集める「高岡B級グルメ博」を企画しました。
高岡市では3年前、市や経済団体、企業によって高岡コロッケ実行委員会が発足し、コロッケによるまちおこしが始まりました。以来、「コロッケのまち」としてその名を全国に知られるようになり、「高岡コロッケ博」や「高岡コロッケ横丁」などの数々のイベントが成功を収めてきました。高岡B級グルメ博はこれまでのイベントをグレードアップさせるもので、各地で活躍するご当地グルメ団体に幅広く参集していただきたいと考えております。
高岡B級グルメ博では、宇都宮のギョーザ、富士宮のやきそば、各務原のキムチ鍋、奥美濃カレーのほか、高岡と同様にコロッケのまちとして売り出す静岡県三島市、茨城県龍ヶ崎市など、地域色豊かな食の団体の参加を期待しております。地元高岡市では金沢市、射水市、氷見市、小矢部市、南砺市など加賀藩文化を共有する自治体が協力してお迎えする企画です。
高岡市では昨年、東海北陸自動車道が全線開通し、5年後には北陸新幹線の開業を控えています。高速道と新幹線が交差するという地の利を生かしながら、B級グルメ博を通して各地域の皆様方との広域連携や交流人口の拡大につなげたいと考えております。
食によるまちおこしに取り組まれている熱意ある方々の参加を心よりお待ち申し上げます。