ホワイトホール

古典の叡智というものは、先人達が同じように若い青春時代に、人生とは何か、人はいかに生きるべきなのか、職業とは何か、異性とは何か、死とはどういうものなのか、愛とは何か。

そうした答えがあるようで、決まった答えがない人生の問題をたっぷり悩んで、その人たちなりの答えを出したわけで、それが古典として残っているのです。

ですから古典を読んで、先人たちの考えや生き方を研究し、自分の考えを持つヒントにするわけです。
一冊二冊読んで得た答えというのは、単なる受け売りです。三百冊ぐらい読んで得た答えというものは、やはり自分の答えになっています。

そのために古典があるわけです。いつの時代も生きぬいてきた、人類の叡智の結晶ですから。

持続する年季と年月が、尺度になっているのよ。

自然が裁く。自然が裁くとは何かしら。時間が裁くのよ。
時間が自然、時間が裁く、年月を経たら、本物か偽ものかがわかるのよ。
本当に尊いか、尊くないかは時間の裁きを超えた分だけ、それが証明されるのよ。

時間の裁きを越えなさい。時間の裁きを耐え忍びなさい。

これを超えた人が本物になるのよ。

誰でも最初は純粋よ。誰でも最初は情熱を持つわ。誰でも最初は志を持つわ。
さてさて何年続くのかしら。

kayaちゃんのサロンコンサートに初参加。
とにかく驚きの連続。参加者は昼夜共に三十人を越える位で、会場に靴を脱いで上がるアットホームさに心が和みます。
会場の片側には椅子が並び、すぐ目の前にグランドピアノやビブラホンが鎮座ましましていました。
時間通りにコンサートスタート、彼女のルーツは昭和歌謡曲にあるそうで、一斉を風靡した歌が次々歌われます。
しかし彼女は本当に歌が上手いです。そして、曲毎に醸し出す雰囲気が変わります。「LIAR」はもの悲しく、「秋からもそばにいて」は楽しげに、彼女のそれぞれの歌の解釈がそのまま伝わる感じがしました。
WalkureやRose Kingdomのアレンジも秀逸。新しい一面を見せてもらいました。
場所が場所だけに、オールシッティング(笑)、座りっぱなしで時々手拍子をする程度でしたけど、彼女のMCは相変わらず楽しくて笑いが絶えず、途中でティータイムがあって、お腹も満足した、とても楽しいコンサートでした。

kayaちゃんのサロンコンサートの合間にMoi-meme-moitieへ。今回もタイトです。
少ないメンズ物の中から候補に上げていたサイド釦ストライプパンツを試着させてもらう。
ウエストが心配だったけど、伸縮性のある素材のおかげで何とかクリア!？
だけど足が短くて、裾を５センチ詰めてもらう事にしてお店を後にしました。
これで上下モワティエで揃えられます。
今回お店に着いたのが午後４時過ぎで、ゲットしたチケットの整理番号は二桁番台後半でした。
ちなみに昨年はフェア初日の開店前に並んだので、二桁番台前半だったけど、ペース的には早いのかな？
さて、今度は10月のスケジュールを詰めましょう。色々詰まってんのよねぇ。

『暗愚』『聡明』という言葉がありますが、本当にその通りです。明るいところは見通しが利くし、暗いところは先が見えない。高いところも見通しが利く。
明るく高い境地にいると、先の先まで考えて、いま手を打つことができます。

その一方で、行き詰まってしまう人もいる。それは小さな我があるからです。
そういう人は、自分一人でやろうとするし、他力のお蔭を感謝し、他力を自覚しながら一緒にやることができないのです。

他力のお蔭を自覚し、感謝している場合には、物事がうまくいった場合、いつも謙虚なわけです。
逆に、我力で努力した人間は、成果が出ると自分でここまでやったんだと思う。
だから、傲慢になるし、生意気になるんです。

一見謙虚に見えても、何となく嫌な感じがする人がいます。そういう人は心のどこかに卑下慢(ひげまん)があるのです。
謙虚で卑下しているようでも、奥に大きな慢心がある。それはなぜなのでしょうか。

それは、より高いものを見ないからです。
自分より高いものを見て、より高いところから見た自分を反省する。より高いものから見て自分を省みる。
より高いものから見れば、自分の足りないところばかり見えますから。つまり、他人と見比べて悦に入ることが大切なのです。

本当に賢い、トップを極める人間は、常に最高を目指して自分を謙虚に反省しています。
『足りない、足りない、足りない』といつも思っているから、謙虚なわけです。