「WBA世界ウエルター級タイトルマッチ」(3日、ドネツク)
挑戦者で同級15位の佐々木基樹(33)=帝拳=はチャンピオンのビアチェスラフ・センチェンコ(ウクライナ)に0-3の判定で敗れ、タイトル獲得に失敗した。センチェンコは初防衛。戦績は佐々木が41戦32勝(20KO)8敗1分けで、センチェンコは30戦全勝(20KO)。
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敵地で無敗の王者を相手に佐々木はあらゆる策を講じた。全力を尽くした結果は大差の判定負け。「変な言い方だけど悔しいけれど、悔いはない」。ボクサー人生の思いをぶつけた闘いを振り返った。有効打、手数ともに王者との差は明白だった。「一パーセントの可能性に懸けて出せるものは出せた。あれもこれもやって、ダメだったということ」と力を込めた。
(2009年10月4日)