6日の大毅戦について語る亀田興毅=デイリースポーツ神戸本社
「WBA世界フライ級タイトルマッチ」(6日、大阪市中央体育館)
ボクシングのWBC世界フライ級3位・亀田興毅(22)=亀田=が4日、神戸市のデイリースポーツ本社を訪れ、挑戦者・大毅の王座奪取を予告した。黒色スーツで正装した興毅は「大毅は序盤から行く。デンカオセーンのスタミナが切れる中盤にKOできる」と分析し、弟のKO勝利を予想した。
前日は大毅の広告スポンサー獲得へ、単身、大阪から愛媛県新居浜市まで出向いた。この日もまた営業活動の一環として自らデイリースポーツ本社に“出陣”。「普段からデイリーにはお世話になってるし、これも全部大毅のため。俺が試合を盛り上げないとアカン」と笑顔をのぞかせた。
計量前日が「最もつらい時」という興毅は「大毅は今、パサパサの状態。今はつらいやろうけどそれもあと一日。これを乗り越えて、大毅なら絶対に世界チャンピオンになれる」と、弟の勝利を確信した。
また、試合当日はセコンドにつく予定で、「俺の経験を踏まえて冷静に指示したい。兄弟でチャンピオンになります」と、日本初の兄弟世界王者誕生へ自信を見せた。
(2009年10月4日)