【鳩山ぶら下がり】（２完）故人献金「みそぎ済んだと思ってない」（５日夜） (2/2ページ)

　−−鳩山首相は（民主党の）代表時代に、政権の大方針として、政策の意思決定の過程を明らかにすることが大切だと語った。矛盾するように聞こえるが

　「過程で分かるものは出したいと思いますよ。ただ、これは数字が一人歩きすることもいけないという判断があったのではないか、と思いますし、これだけ積めばいいじゃないかという楽観論がでてもいけないということで、最終的に積み上がるまで、これは多分、仙谷担当大臣ぐらいしか、まだ知られてないんじゃないでしょうか。そう思ってます」

　【個人献金問題】

　−−献金問題だが、先の総選挙でこの問題のみそぎぎは済んだと考えるか

　「私は、おかげさまでですね、確かに、７割以上の方が、この献金問題に関して理解をされていないと。私の説明では、ご納得頂いていない。ただ、一方で選挙では、勝たして頂いたと。しかし、私はだからといって、勝ったからみそぎぎが済んだなどという風に思ってはいません。現実に、今、捜査当局が調べを開始したわけですから、そこに全面的に協力を申し上げて、全容がですね、解明できるように、私としても協力を申し上げたい。そのことによって、国民の皆さんにも納得いただける日が早く来てもらいたいなと。そう思っています。それまでみそぎぎが済んだとは思っていません」

　−−改めて国民に何か思いを伝えたいことはあるか

　「思いは、分かっていただきたいなとは思っております。ただ、私は事実は事実としてすべて申し上げている以上のものがないものですから、そして、やはり、今までのいわゆる政治資金規正法の問題とは、ある意味での逆の問題、すなわち、もらってないものをもらってると、寄付をですね。というのは、今まであまりに、あまり発想としてはなかったんだと思う。だからこそ、国民の皆さんも納得ができないのではないかと思います。私もそんな思いがある１人ですから、全容が解明されることを期待をしています」