2009年10月5日 19時18分更新
ことし8月の台風9号による被害で、一部区間で運転できなくなっていたJR姫新線が、5日からおよそ2か月ぶりに全区間で運転を再開しました。
運転が再開されたのは、JR姫新線のうち、美作市の美作江見駅と兵庫県佐用町の佐用駅の間です。この区間では、ことし8月の台風9号による大雨で線路の土台が流され復旧工事が続けられてきましたが、工事が終わったことから、5日朝の始発から全区間での運転が再開されました。
このうち美作江見駅では、午前7時10分着の上月発津山行きの下りの普通列車に、およそ50人の利用客が乗り込んでいました。
通学の高校生たちは、「早く家に帰れるようになるのでよかった」とか、「通学しやすくなります」などと話していました。
また、通勤客は「京阪神に行くことが多いので不便を感じていました。通常どおり動くのが一番いいと思います」などと話していました。
JR津山駅の福島正行駅長は「大変、ご迷惑をかけましたが、やっと運転を再開することができました。大雨の被害を受けたところはこれからも注意して点検や整備を行っていきます」と話していました。