民主党の鳩山由紀夫代表は23日のテレビ朝日番組で、2010年度の国債発行額に関し「増やさない。増やしたら国家が持たない」と述べた。衆院選後に政権を獲得した場合、補正予算を含めて44兆円超に膨らんだ新規国債発行額を、今年度より削減する考えを示した発言だ。
持ち主が分からない「宙に浮いた」年金記録の解明については「100%はできない」と指摘した。そのうえで「領収書や証拠がないと駄目だという話をしていたら、らちが明かない。ある程度の条件が満たされたら、一括的な補償をして解決するしかない」と強調した。
米国による日本への核持ち込みに関しては「米国に非核三原則を守らせる最大限のことをする。オバマ米大統領との信頼関係が必要だ。政治家として覚悟を持って臨む」と表明した。(23日 23:58)