元フジ女子アナが火災で死亡、逃げ遅れか

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　５日午前１時半ごろ、さいたま市南区別所、団体職員小口勝彦さん（６５）方と、隣接する会社員小西正則さん（４７）方の住宅２棟を全焼する火事があり、焼け跡から小口さんの妻で元フジテレビアナウンサー真純さん（６１）と、義母岩崎ふみ子さん（８６）の遺体が見つかった。

　浦和署によると、小口さん方は木造３階建てで、夫妻と長女茜さん（２３）、岩崎さんの４人暮らし。真純さんらは逃げ遅れた可能性が高い。小口さんは逃げて無事だったが、茜さんは煙を吸うなどして病院で手当てを受けた。小西さん方の３人は無事だった。

　同署は目撃証言などから小口さん方が出火元とみて原因を調べている。

　フジテレビによると、真純さんは１９７１年から数年間、アナウンサーとして勤務。同社退社後の７０年代後半には、ＴＢＳ関東ローカルの報道番組「テレポート６」のキャスターも務めた。

　現場はＪＲ武蔵浦和駅の北約５００メートルの住宅街。午前２時ごろは「パンパン」「ドカン」と大きな爆発音が何度も響き、近所の住民は心配そうに炎を見上げていた。（共同）

　［2009年10月5日20時14分］