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夕張中3自殺:市立診療所 救急要請に応じず 伝達ミス

 夕張市内の中学3年の男子生徒(14)が9月27日、自室で首をつって発見された際、救急隊からの受け入れを要請された市立診療所が、他の病院へ向かうよう指示していたことがわかった。状況が正しく伝わらなかったことが原因で、村上智彦院長は判断ミスを認めている。

 市教委などによると、男子生徒は午後11時ごろ、心肺停止状態で発見された。同11時11分、家族からの119番で駆けつけた救急隊員が、その場で近くの医療機関に連絡。不在だったため、同11時32分に市立診療所に受け入れを要請した。

 しかし、当直職員や看護師から村上院長に生徒の状況が伝わらなかったため、村上院長は「重篤患者」と判断し専門の病院に向かうよう指示。救急隊は市内の別の医療機関に向かい、生徒は28日午前0時24分に死亡が確認された。

 救急隊員が使った首つりを示す「縊頸(いっけい)」という言葉が、当直職員らに理解されなかったためミスが起きたとみられる。村上院長は「受け入れを拒否したわけではないが、二度とこのようなことがないよう対策を講じる」と話している。【吉田競】

毎日新聞 2009年10月5日 21時42分

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