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西岡、“ベガス進出”への大事なステップに抜かりなし

 世界ボクシング評議会(WBC)スーパーバンタム級王者の西岡利晃(帝拳)は10日の3度目の防衛戦(東京・代々木第二体育館)を控えて、気持ちが高ぶっている。勝てば熱望している本場米ラスベガス進出が現実味を帯びてくるからだ。西岡は「もちろん、(ラスベガスで闘うのに)ふさわしい内容で勝つ」と自信を示した。

 5月には敵地メキシコで挑戦者のジョニー・ゴンサレスに3回TKO勝ちし、日本人王者では24年ぶりの海外防衛に成功。不利という下馬評を覆しての快勝劇は世界に名を知らしめ、ラスベガス進出への足掛かりとなった。国際的マッチメーカーのジョー・小泉氏は「名前のある選手とああいう試合をいくつもして評価は高まる」と話す。

 夢の実現へ抜かりはない。挑戦者のイバン・エルナンデス(メキシコ)は西岡の武器である左ストレートを警戒してくる。西岡は相手の意識をかく乱させようと、右パンチを重点的に練習した。右を放ち続けて相手に攻めさせず、逆に自分の左を打ちやすくするためにだ。西岡は勝敗の鍵を握る右について「バランスと構えが良くなって出しやすくなった」と言う。

 エルナンデスを倒せば次は元WBC同級王者のラファエル・マルケス(メキシコ)とのビッグマッチも期待される。「強い自分を見せたい」。今回の晴れ舞台は、“ベガス進出”への大事なステップとなる。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2009年10月05日 15:10 ]

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