「紫紺や」ホームページにご訪問戴きありがとうございます。
当サイト管理責任者のうみのです。


誠に勝手ながら「紫紺や」は2009年9月末日をもって閉店させて戴きました。
素人の応援サイトに対し、時に励まし時に賛辞をくださった多くの皆様には心から感謝しています。
これまで本当にどうもありがとうございました。


少し長くなりますが、閉鎖を決意した経緯についてご説明申し上げます。
サイト閉鎖については、実は9月に入ってからラグビー部より撮影禁止の話があったことに端を発しています。
明治大学広報の方針で「学生保護の一環として八幡山グラウンドでの無断撮影とネットでの画像公開を禁止する」 ということだそうです。これは先日ラグビー部の総務担当の方と話をして明確になりました。

私としては、春にサイトを再開させるに当たり中邨部長と吉田監督のおふたりにコンテンツの内容を文書でご報告して了承をいただいていたのですが、それも無効化されるそうです。
総務担当の方との話の席で、本来の学生保護の目的からするなら八幡山で撮影したものの公開がダメ、ということだけではなく、余所での試合の写真の公開もNGでなければおかしいですね、 ウェブ公開がダメだということならば「紫紺や」は閉じなくてはなりません、そういうことをおっしゃってるということでよろしいですか、そう確認しましたら「その通りです」とはっきり言われました。

もちろん彼らから直接「閉鎖しろ」といわれたわけではありません。閉鎖を決めたのは私自身です。
写真をネットで公開できないとなったら、それはもう今の「紫紺や」は立ち行かなくなってしまいます。
2002年開設当時より写真は拙いながらも重要なコンテンツの一端を担ってきました。 実際に撮影しページを作っているものとしては、写真で伝えられるものの大きさは誰よりも実感しているので、テキストによるレポートだけではとても運営していけないと判断して閉鎖を決めました。
なによりも八幡山での撮影や公開ができないということになると、ジュニア選手権も含めC・Dチームの練習試合はほとんどサイトにあげられないという ことになります。
私にとってはAチームだけでなく101人全員が同じだけ大事なんです。C・Dチームの選手も、リハビリで走っているだけの選手も、マネージャーも皆同じです。対抗戦や大学選手権のAチームの試合だけをレポートするなんて選ぶようなことはできないのです。
またこれまでに撮影・公開した画像についても、学生保護の観点からみればすみやかに取り下げるべきと判断しました。
私としても頑張っている学生を応援するためずっと続けていく意欲はあったのですがただただ残念です。

グラウンドでの写真撮影は誓約・許諾制になると聞きました。もちろんご家族も一般ファンも相手校の関係者もみな同じ扱いとも聞いています。 実際先日のジュニア戦に先立ちスタンドのギャラリーに向け「ネット公開禁止」「ムービー撮影禁止」「二次利用不可」のアナウンスがあったのでご存知の方も多いことでしょう。
ただしこの話はまだ大学広報とラグビー部との間で仔細な運用方法を検討中であり未決定事項も多いとのことで、それでまだ公式HPにも告知を出せないそうです。
ですから、ここで私が記載した内容はあくまでも現段階での「紫紺や」に対する通達であり、正式運用が決定されたのちは明治大学や明大ラグビー部公式HPにて告知された内容が規範となりますことをご了承ください。
なおこれまで選手本人やご家族に限り希望戴いた場合に撮影画像をお譲りしてきましたが、今後の譲渡の可否については現在まだ確認中とのことで回答を戴けていません。最低でもこの件がはっきりしてからと思っていたのですが、ここまでご挨拶が遅れてしまった失礼をお詫び申し上げます。

これまで「紫紺や」を運営してきて、多くの同じファンのみならず全国各地の親御さんや選手の中学・高校時代の恩師の方、卒業した選手自身からまでも「楽しみにしている」と温かいエールをいただいていたのに、こんなことになって本当に申し訳なく思っています。
もちろん今も101人の学生諸君を応援する気持ちにかわりはありません。
ひとりひとりがこれからも研鑽を積んで、勝っても負けても堂々と胸を張って卒業できるよう、悔いを残さぬように全力で取り組んでいってほしいと願っています。


2002年2月から7年半、振り返れば短くもあり長くもあり、いろんなことがありました。
皆様とともに応援してきたラグビー部が、ということだけでなく、管理人個人としてもサイトを運営していく中で幾多の紆余曲折がありました。 そんな逡巡や反省、試行錯誤を繰り返してきた私がここまでやってこれたのは、ひとえにインターネットの向こう側で「紫紺や」をご覧くださる多くの方がいたおかげです。
サイト運営による何よりの財産はこういった人の温かい思いに触れることが出来たことだと実感しております。
きっとそれが縁というものなのでしょう。
改めて御礼申し上げます。
ここまでのご厚情、本当にどうもありがとうございました。

いつかまたどこかのグラウンドで皆様と人生の交点を得られることを祈念して。


「紫紺や」をご愛顧くださったすべてのご贔屓様へ


2009年10月吉日
「紫紺や」若女将 うみのあお