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「座敷わらしの宿」全焼 「全員無事だったのはわらしのおかげかも」 (2/2ページ)

2009.10.5 12:26
このニュースのトピックス火災・爆発・放火
激しい勢いで火柱を上げて燃える出火直後の「緑風荘」=4日午後8時45分ごろ、岩手県二戸市金田一(宿泊客の岡西創さん提供)激しい勢いで火柱を上げて燃える出火直後の「緑風荘」=4日午後8時45分ごろ、岩手県二戸市金田一(宿泊客の岡西創さん提供)

 4日夜、この部屋に泊まっていたのは、名古屋や神奈川県から14人で来ていたグループ。出火に気づいた神奈川県藤沢市の岡西創(はじめ)さん(35)が、疲れて「槐の間」で寝ていた他のメンバーをたたき起こし、着の身着のままで旅館を飛び出し、ワンボックスカー2台に分乗して避難したという。岡西さんその際、激しく燃え上がる火災の写真を撮影した。

 妻の智美さん(36)は「座敷わらしを見たくて3年前に予約した。何か起こると思いながら泊まったが火災に遭うとは…。でも全員無事だったのは座敷わらしのおかげかもしれない」と話した。

 宿泊客らは近くの旅館「おぼない」に避難。同旅館のおかみ、大津勢子さん(71)は、「とにかく緑風荘さんのお客さんに不自由がないようにと受け入れた」としたうえで、「温泉街は宿泊客が減り厳しいが、各旅館がサービスや内装に工夫を凝らしていた時期だっただけに、座敷わらしで有名になった緑風荘さんの火災はお気の毒だし温泉街にとっても残念だ」と話した。

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激しい勢いで火柱を上げて燃える出火直後の「緑風荘」=4日午後8時45分ごろ、岩手県二戸市金田一(宿泊客の岡西創さん提供)
「座敷わらし」が出るといわれる、「緑風荘」の「槐(えんじゅ)の間」=岩手県二戸市(岡西創さん提供)
焼け跡の実況見分が始まった「緑風荘」=5日午前、岩手県二戸市
一夜明けた火災現場。警察や消防の現場検証を多くの住民が見守った=5日午前9時半、岩手県二戸市金田一の「緑風荘」前(中川真撮影)
「座敷わらし」は金田一温泉のシンボル。地元では火災による観光への影響なども懸念されそうだ=岩手県二戸市金田一(中川真撮影)
一夜明けた火災現場。警察や消防の現場検証を多くの住民が見守った=5日午前9時半、岩手県二戸市金田一の「緑風荘」(中川真撮影)
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