[PR]
ニュース:事件 RSS feed
原口総務相側、新たに3件の記載漏れ NTT労組政治資金未記載問題
原口一博総務相が代表を務める政党支部「民主党佐賀県第1区総支部」が、NTT労働組合の政治団体から受け取った500万円を政治資金収支報告書に記載していなかった問題で、原口総務相から調査を依頼された弁護士が5日、記者会見し、50万円の寄付の記載漏れなど新たに3件の記載ミスが見つかったと発表した。弁護士は「会計上の管理にずさんなところがあった。すみやかに訂正する」としている。
新たに見つかったのは原口総務相の資金管理団体「原口一博後援会」から政党支部に寄付された3件で、政党支部の収支報告書(平成20年分)に、同年7月2日に寄付された50万円の記載がなかったほか、寄付の行われた日付の誤記が2件あった。
調査を担当した木曽裕弁護士によると、政党支部の会計責任者は通帳の入出金記録をもとに収支報告書を作成していたが、50万円については後援会の口座から引き出した後、事務所内に現金で保管。通帳への記載がなかったため気づかなかったという。
また500万円の記載漏れについては、NTT労組の政治団体「アピール21」からの寄付であることは認識していたものの、収支報告書を作成する際、会計責任者が同団体の所在地や代表者名などを失念。空欄にして後で書き込もうとしたが、「後に後援会からの寄付と勘違いし、『〃』のマークを記載して処理した」(木曽弁護士)という。
木曽弁護士は「故意ではなく、いずれも過失と認められるが、会計処理にずさんなところがあった」と指摘した。
このニュースの写真
[PR]
[PR]