筑紫野署は9月30日、解雇されて社員寮などを退去した人を対象にした厚生労働省の就職安定資金融資制度の融資金をだまし取ったとして、住所不定、無職、原田大地容疑者(21)を詐欺容疑で逮捕した。
容疑は、原田容疑者は、1月29日、博多区博多駅東3の九州労働金庫博多支店で、実際は解雇されておらず社員寮を退去してもいないのに、不正に入手した福岡南公共職業安定所発行の融資対象者証明書を提出し、6月30日まで5回にわたり、約151万をだましとったとしている。
同署は原田容疑者が職安から証明書を入手した方法や、共犯者の有無などを調べている。原田容疑者はだまし取ったお金を持って沖縄へ行き、現地の警察署に自首してきたという。
〔福岡都市圏版〕
毎日新聞 2009年10月2日 地方版