Office IME 2007 の新機能を使用する方法

この資料では、Microsoft Office IME 2007 (以下 IME 2007) の新機能と新機能の使用方法について説明しています。

IME 2007 では、新しい変換エンジンが採用されています。この新しい変換エンジンは、実際に使われている日本語から、言葉と言葉のつながりの情報を取り込んでいます。この結果、誤変換は劇的に減少し、「活きた日本語」 の入力がよりスムーズになり、文書作成時間や入力時間の短縮が可能になりました。

主な新機能と使用方法は、次の通りです。

予測入力

過去に入力した文字列と同じ文字列を数文字タイプしただけで、自動的に予測候補が表示されます。 この機能を使用するには、文字を入力し、黄色いヒントが表示されている間に Tab キーを押下します。予測候補が入力されます。



注 : ヒント ウィンドウの表示場所や表示のタイミングをカスタマイズすることも可能です。表示場所や表示タイミングは、[Microsoft Office IME 2007 のプロパティ] ダイアログ ボックスの [予測入力] タブでカスタマイズします。[Microsoft Office IME 2007 のプロパティ] ダイアログ ボックスを起動するには、IME 言語バーの [ツール] をクリックし、[プロパティ] をクリックします。

候補一覧の操作を拡張

候補一覧の操作が拡張され、より簡単に人名や顔文字など目的の候補を探すことができるようになりました。

この機能を使用するには、次の手順で操作します。なお、次回の変換時から候補が追加されます。

1. 文字を入力し、スペースキーを押下し、候補一覧を表示します。
2. 候補一覧の一番下にある [人名地名] や [顔文字] を選択し、Enter キーを押下します。
3. 候補が追加表示されます。

使える文字が大幅に増加

JIS X 0213:2004、Unicode のサロゲート文字のサポートにより、使える文字が大幅に増加しました。 IME パッドの文字一覧アプレットでは、すべての文字を一覧してクリックするだけで目的の文字を入力できます。もちろん文字カテゴリごとに表示することもできます。画数の多い漢字も見やすくなりました。



IME パッドを起動するには、きごう と入力し、確定させず (Enter キーを押下せず) に F5 キーを押下します。

Outlook アドレス帳、Exchange グローバル アドレス帳を IME の辞書として活用

Microsoft Office Outlook 2007の連絡先や Microsoft Exchange 2007 のグローバル アドレス帳のデータを直接変換に利用することができます。データの同期は自動的に行われますので、表示される候補は常に最新です。

Microsoft Office IME 2007 の拡張コメント機能により、会社名や部署名などの補助情報を参照しながら同じ読みの異なる姓 (例 : 渡邊さん、渡邉さん) などを正しく入力することができます。さらに、ワン クリックで補助情報も文書に入力することができます。



Outlook アドレス帳、Exchange グローバル アドレス帳の辞書は既定でセットアップされるので、IME の設定は不要です。利用可能な辞書を確認するには、[Microsoft Office IME 2007 のプロパティ] ダイアログ ボックスの [辞書/学習] タブで "システム辞書" を確認します。

新機能についての詳細を参照するには、次のマイクロソフト Web サイトにアクセスしてください。