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14兆の補正予算から7000億円が「国の補助金でコンパニオン宴会」を繰り返していた天下り団体に使途不明オッケーな基金として渡ります!?…って。こんな予算案を衆議院で通した自民・公明党。「ムダ撲滅委員会」はドコに行ったんだーい?

これもまた、本当に、信じられないハナシである。

景気対策と称して、国民の将来の借金である赤字国債まで発行した挙句に
組まれた14兆円の補正予算案。
つい先日、自民・公明与党の賛成多数で衆議院を通過したけれど
そのナカミは、本当に信じられないほど
納税者である国民に対して失礼な内容のように、私には思える。
自民党や公明党の議員は、この14兆円の補正予算案のナカミを
ちゃんと解って、衆議院を通過させたのだろうか?。
ちゃんと解っていたとしても、大問題だと思うけれども
後期高齢者医療制度を強行採決したときのように
「ナカミをちゃんと解っていなかった」、としたら、
それこそ超大問題だろう。

今朝。スーパーモーニング(テレビ朝日 朝8時~)を見ていたら、
会計検査院のランダムな調査で、「中央職業能力開発協会」という
特別民間法人で、役員はみんな天下りで、
国庫から7億6千万円の補助金が出ている団体の
傘下の地方協会のヒトツ(福井県)で
職員14人の飲食代に年間990万円を使い、
さらにその宴会で毎回のようにコンパニオンを呼び、
さらに記念品とやらのお土産付で、それもすべてコミコミにすると、
年間1500万円強の宴会+コンパニオン+手土産代が公金から使われていた。

と、いう報道が流れていた。 
下記のニュース記事によると、退職金の積み立てまでも公金で行っていたところ(栃木県)もあるという。
詳細はコチラ→ ○ http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090514-OYT1T01226.htm
          ○http://job.yomiuri.co.jp/news/ne_09051505.htm

コレだけなら、まだ。 「あ゛ー、また天下り先のムダヅカイが明らかになったのか」と
(コレだけでも、じゅうぶん腹立たしいことではあるけれど、もうマヒ状態…)
たいした鮮度も驚きもない、聞きなれたハナシのヒトツという感じだったのだけれど

鳥越氏の
「問題はね、今度の14兆の補正予算の中から、
この中央職業能力開発協会」という団体に「基金」といって
7000億円が使途不明の金としてわたることになっているんだよ!」

という、指摘を聞いて、アゼン・ボーゼン・目がテンテンテンテンテンテン。。。。。。。

こんな予算をロクに審議も精査もせずに、衆議院を通過させた
自民・公明与党の国会議員は、いったい何を考えいるのだろう?
ってゆーか、なんでこんな予算に意義を唱える与党議員がいないんだろう?

……とは言え。現段階で、職業訓練者の管轄がこの協会に委ねられている以上、
どうしようもない、というのも事実である。(こんな天下り団体はさっさと解散させて
職業訓練や職業斡旋に関わる仕事は地方に委任するほうが
二重行政のムダを省けると思うのだけれど、この問題については、次の政権を担当する
民主党の国会議員に任せるとして、とりあえず、)
この中央職業能力開発協会に渡る7000億円は、
職業訓練者の生活支援給付などに充てられるそうだが、
今後、この7000億円が一円たりとも、コンパニオン付宴会などのムダヅカイに
使われていないかどうか、きちんと追及して精査する義務が、所管する厚生労働省にも、
今の与党の国会議員にはあると思う。
(たぶん、またまたヤリッ放しで、そんな後追い調査のようなことはしないのだろうけれども。)
そもそも、厚生労働省。
会計検査院からの指摘があるまで、こんなこと(国庫の補助金の流用、税金のムダヅカイ)を
見逃していた責任は、きちんととってくれるのだろうか?。
そもそも。これって「公金横領」とか「公金搾取」とかいう罪にはならないのだろうか?。

これまでに使った、宴会代やらコンパニオン代やら退職金の積み立てやら
ちゃんと、国庫に返金されるようにしてくださいね!>関係各位

それにしても。

 今回の14兆円の補正予算案は、国民に本当に必要な政策と
わけのわからない「基金」と称した、「なぜ今、赤字国債を発行してまでコレ?」と
疑問イッパイな予算が、抱き合わせになっている。
そのため、一方を批判すれば、一方が迅速に通らないこととなり
結果的に国民にそのツケがまわる仕組みになっている。
だから、メディアに出演している人を含めた「公人」と称される人たちは、
この14兆円補正予算案について、おおっぴらに批判の姿勢をとれない。
このような抱き合わせ案を作るのは、自民党のお得意とするところで
今回が初めてではないけれど、つくづく、ナンダカナー、という感じである。

 さらに、今回の職業能力開発協会向けの基金のように、パッと見は
いかにも国民のために使われるかのようにカモフラージュされてはいるけれど
それでは基金として流れた7000億円のウチ、どのくらいが
職業訓練中の人の生活支援金として使われたか、などの明細報告義務が
まったくないわけだから、どうしようもない。
 なんで政府は。「7000億の予算をつけるから、何にどれだけ使われたのか
三ヶ月ごとにきちんと明細を出しなさい」、と言わないのだろうか?。
三ヶ月ごとに明細をチェックすることで、制度の周知徹底がなされているかどうかの
指針にもなりうるだろうに。

 14兆円という多額の、しかも国債や赤字国債を財源にしている予算案なのに
ロクに審議もしないで平気で通してしまうような、今の自民・公明与党が
近未来に消費税を上げてみんしゃい。上げた分のほとんどが
役人や天下り先の使途不明金やら宴会代やらコンパニオン代やら
マッサージチェア代やらとして、アワと消えてしまうにちがいない、と
私は相当の確信をもって思ってしまうのだけれども。


関連記事……①14兆円の景気対策のための補正予算案のハズが
           117億円でマンガ・アニメ・ゲーム館のハコモノ造り

         ②14兆円の景気対策のための補正予算案のハズが
           公用車の買い替え。。。。。

         ③14兆円の景気対策のための補正予算案のハズが
           「基金」という名の、使途不明オッケーな公的プール金に


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コメント 2

れい

こんにちは。

本来予算というのは、使い道を事前に示してその必要性を明らかにした上で認められるべきもののはずですね。今からでも遅くないと思いますから、野党議員の皆さん(特に参議院)には、予算申請の中身が判る資料を各省庁のお役人に明らかにさせて、十分なチェックをして欲しいですね。おかしなものがあれば徹底的に糾弾して欲しい。と思っても、今までにそんなことが出来ていないのに望んでも無駄な気はするけど。でも、何故そんな当たり前のことがこの国ではなされないんでしょうね。
マスコミも、ワイドショー的な報道ばかりやらないで、国の予算の内容についてきちんとチェックして国民に知らせるというマスコミ本来の役目を果たして欲しい。それでなければマスコミの存在意義なんてないでしょうにね。
by れい (2009-05-19 12:00) 

らだ

れいさん こちらにもコメントをありがとうごさいます。

 >本来予算というのは、使い道を事前に示してその必要性を
 >明らかにした上で認められるべきもののはずですね。

ですよねー。
 少し前に、民主党の議員が、前回の補正予算でつけられた
失業者の生活支援金に関して、予算としてつけた金額と
実際にその目的で使われた金額との差を指摘して、周知活動が
徹底されていないことが判明しましたし。結果として、余った「予算」は
いったいどこにプールされて、何に使われるのか、納税者としては
是非知りたいものです。今までの事例も含めて。

 さらに、どうしても「基金」としてバラマクのなら、「基金」予算の
使用期限をつけない代わりに、目的外使用は認めないこととし、
予算金の行方を厳しく追及調査していく方法までキッチリ決めるか、
または、目的外使用を禁じた上で、3年後に余った予算は国庫に
返納する、というふうにキッチリするべきだと思います。

 そもそも これは景気対策のための「補正予算案」であって、
なぜ合同庁舎建設のための予算や、道路の予算が含まれるのか、
それ自体がわかりません。そういうものは本予算で組まれるべきものでは
ないのでしょうかねー。なんだか景気対策と言えばナンデモあり!に
見えて仕方がない、予算案です。

 …と、いうわけで、参議院の野党議員の皆さんにはできるだけ
頑張ってほしいとは思うのですが、この14兆の補正予算案の中には
本当に国民が必要としている施策も盛り込まれているので、
野党議員が徹底批判することは難しいかもしれませんねー。。。
この補正予算が通ることで、今、経済危機のアオリで生活に困っている
人々の助けになるための予算も含まれては いるので。

 本当に国民のための予算と、
「なんで赤字国債を発行してまでコレ?」みたいな予算を切り離すことが
できれば一番いいのですが、それがデキナイと見越して、抱き合わせに
出してくるのが霞ヶ関官僚の得意技ですから、衆議院も通過したことですし、
今回も泣き寝入りするしかないのでしょうね……。

by らだ (2009-05-20 00:27) 

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