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2009年10月3日

「バットをくれ!」
「バットを売ってくれ!」
ファンにサインをしていると、その間に立ち混じっている
業者風の人たちからよく言われる言葉です。
スポーツ選手のサイン入りカードやバット、果てはユニフォームまでを集めて売るのが彼らの仕事。
一見して明らかにそれとわかるので、こちらも身構えてしまいます。

今日も試合前、
「バットを売ってくれないか?」と男性が寄ってきました。
「ごめん、売らないよ」
「うーん・・・そこを何とか。だいたい、バットはいくらくらいするんだ?」
「普通に買ったら、一本200ドルくらいじゃないの?」
「じゃあ、こうしよう!もう使ったんだから新品じゃなくて中古だろ?150ドルでどう?」

普通は、選手が使うと価値は上がるやろ・・・。
何で俺の場合は下がんねん・・・。

イリノイ州シカゴにて 田口壮 

2009年10月2日

今日も雨です。降ったり止んだりを繰り返しながらの試合でした。
観客席は真冬仕様で、100人に1人くらい(推定)半そでを見かけると、見ているだけで寒くなる天気です。気温は10度。
そんな中で、ネット裏に「審判」を見かけました。

主審とまったく同じ服装で、ネット裏に陣取っている2人組です。
あたかも主審が3人いるかのように、ホンモノの主審に合わせて、影のように同じ動きをしてみせます。この寒さの中、半そでを着て、張り切って「ストライク」「アウト」などのジェスチャーをして見せます。

最初はそんなふうに周りを笑わせていたのでしょうが、
カブスのボロ負けと、あまりの寒さにだんだん
疲れてきたに違いない。最後は楽しい2人組ではなく、
主審に罵声を浴びせる暴徒と化してしまいました。

投手への返球がワンバウンドになった時など、鬼の首を取ったように、「なんや〜その返球は!きっちり放ったらんかい!ESPNで取り上げられるぞ!」
僕はその様子をネクストバッターズサークルで見ながら、(どうせなら最後まで楽しくやればいいのに。詰めが甘いなあ)などと考えていたのでした。

その後、僕は代打で初球を打ち損じ、すごすごとベンチへ。
詰めが甘いなんて、人のこと言われへん。

イリノイ州シカゴにて 田口壮 

2009年10月1日

久しぶりの先発出場だったというのに、一打席目でツーベースを打ったというのに、無情にも試合は雨で長い中断ののち、中止に。
試合が成立しなかったので、僕のヒットはなかったこと、になってしまいました。
もう、悔しい!とか悲しい!ではなく、奇声を発しながら踊りたい気分です。

野球の神様はどこまでイタズラ好きなのでしょうか。
記録に残らないなら、せめて誰かの記憶に留めてもらいたい。
だから、まわりの選手たちに、「忘れるなよ!」と
捨て台詞を残して帰ってきました。

今日はちょっぴり自分がかわいそう。

イリノイ州シカゴにて 田口壮 

田口選手宛のファンレターはこちらまで letter@taguchiso.com

 
   

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